注目の自動車ニュース

BMW『i5』に頂点「M60」、601馬力ツインモーター搭載

  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》
  • 《photo by BMW》

BMWは10月18日、ミドルクラスセダン『5シリーズセダン』新型のEV『i5』の高性能グレード「M60 xDrive」の納車を10月21日、ドイツ本国で開始すると発表した。現地ベース価格は、10万0570ユーロ(約1595万円)だ。

◆0~100km/h加速3.8秒で最高速は230km/h
M60 xDriveでは、モーターの最大出力をフロントが261hp、リアが340hpとした。システム全体で、517hpのパワーと81.1kgmのトルクを引き出し、4輪を駆動する。

「マイモード・スポーツ」を選択すると、パワーは601hpに強化される。MスポーツブーストまたはMローンチコントロール作動時には、システム全体のトルクは最大83.6kgmに引き上げられる。これにより、0~100km/h加速3.8秒、最高速230km/h(リミッター作動)の性能を可能にした。

コンパクト設計の高電圧バッテリーは蓄電容量が81.2kWhで、床下にレイアウトされた。1回の充電での航続は、欧州仕様の場合、最大516km(WLTPサイクル)に到達する。

◆最新の「BMWバーティカル・ダイナミクス・マネジメント」
最新の「BMWバーティカル・ダイナミクス・マネジメント」を採用する。これにより、スポーツ性能の向上と、従来型5シリーズから進化した乗り心地を両立することを目指す。

最新のBMWバーティカル・ダイナミクス・マネジメントは、第9世代になる。この技術は、新開発の広範囲にネットワーク化された制御ロジックに基づいており、車速、ステアリング角度、ヨーレート、加速度などのデータを考慮して、理想的な減衰力を追求する。

新システムでは、数学的に必要な減衰力を計算するのではなく、現在の走行データを物理的に計算することを優先している。これにより、あらゆるドライビングシーンにおいて、明確なボディコントロールと正確なサスペンションレスポンスを追求している。

◆「アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル」を標準装備
ダイナミックな走行性能、あらゆる運転状況における安定性、高精度なハンドリング性能、優れた乗り心地、高いドライビングダイナミクスの実現を目指した。この目標達成のために、ロングホイールベース、フロントアクスルとリアアクスルのトレッド幅の拡大、バランスの取れた50対50の前後重量配分、インテリジェントな軽量構造、ボディとシャシーの接続剛性の向上などが図られた。

センシングと同時に最短時間で直接制御されるホイール・スリップ・テクノロジー、統合ブレーキシステム、可変ステアリングレシオを備えたスポーツステアリングを標準装備した。4輪操舵を可能とするインテグレーテッド・アクティブ・ステアリングと電子制御のショックアブソーバーを備えたアダプティブ・サスペンションも搭載されている。

アクティブロールコントロール機能を備えた電子制御スタビライザーを含む「アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル」を標準装備した。ダイナミックな走行性能と快適な乗り心地とを高い次元で両立することで、EVの特性を最大限に活かした新時代の「駆けぬける歓び」を実現しているという。

◆自動駐車など最新の先進運転支援システムを採用
先進運転支援システム(ADAS)では、「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」や完全自動駐車が可能な「パーキング・アシスト・プロフェショナル」を採用した。

高性能カメラ&レーダー、高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した最新の先進運転支援システムを搭載する。ストップ&ゴー機能付きのアクティブ・クルーズ・コントロール、レーン・チェンジ・ウォーニング、車線逸脱警告システム、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクション、事故回避ステアリング付きの衝突回避・被害軽減ブレーキ、クロス・トラフィック・ウォーニングなどを採用している。

パーキング・アシスト・プロフェッショナルには、35km/h以下で車両が直前に前進したルート最大200mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト・プロフェッショナル機能が付く。さらに、駐車時に、ステアリング、アクセル、ブレーキ操作が不要な「パーキング・サポート・プロフェッショナル」を採用した。自宅の駐車場や勤務先の駐車場を車両に登録しておくことで、駐車スペースが近づくと、車両が自動で検知し、検知後は、完全自動駐車が可能になる、としている。