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BMW 8シリーズ 改良新型、光るキドニーグリル採用…ワールドプレミア

  • 《photo by BMW》
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BMWは3月8日、改良新型『8シリーズ』(BMW 8 Series)を米国フロリダ州で開催された「2022アメリア島コンクール・デレガンス」でワールドプレミアした。

◆「ダブルブリッジ」縦バーを採用した新キドニーグリル
2ドアクーペ、オープンの「カブリオレ」、4ドアクーペの「グランクーペ」が同時にデビューした。改良新型は、フロントのキドニーグリルが新デザインに。縦バーが「ダブルブリッジ」と呼ばれる新形状になり、「ウォーターフォール」と命名されたイルミネーションで、グリル内部が照らされる。このイルミネーションは、車両のドアが開くと作動し、ドライバーが手動でオン/オフを切り替えることもできる。フロントバンパーのエアインテークも新デザインだ。

可変配光のアダプティブLEDヘッドライト、アダプティブコーナリングライト、防眩ハイビームアシスタントの「BMWセレクティブビーム」が標準装備された。オプションで、「BMWレーザーライト」が選択できる。

全車に、「Mスポーツパッケージ」が標準装備された。フロントの大型エアインテークには、水平基調のストラットを組み込む。リアバンパーのディフューザーはダークシャドウメタリック仕上げ。ダブルスポークデザインの19インチMアルミホイールと、キャリパーがブルー塗装のMスポーツブレーキシステムを標準装備する。

ボディカラーには、4つの新色として、スカイスクレイパーグレーメタリック、サンレモグリーンメタリック、Mポルティマオブルーメタリック、「BMWインディビジュアル」のフローズンタンザナイトブルーメタリックが設定された。オプションで、新デザインの20インチアルミホイールが用意されている。

◆最上位モデルのV8ツインターボは530hp
ラインナップの最上位にあるのが、「M850i xDrive」グレードだ。直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。Mパフォーマンスのツインパワーターボテクノロジーを導入しており、力強い出力特性を実現する。

このエンジンは最大出力530hp/5500~6000rpmを獲得する。最大トルクは76.5kgm/1800~4600rpmで、幅広い回転域で最大トルクを得られる特性とした。0~100km/h加速3.9秒(2ドアクーペとグランクーペ)/4.1秒(カブリオレ)、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を備えている。

トランスミッションは、パドルシフト付きの8速AT「ステップトロニック」で、走行状況に応じてシフトタイミングを正確かつ俊敏に制御する。駆動方式は4WDの「xDrive」。フラップ制御式スポーツエキゾーストシステムが、官能的なサウンドを発するという。Mスポーツブレーキシステム、Mスポーツディファレンシャル、Yスポークデザインの20インチMアルミホイール、Mエクステリアミラー、フロントスポイラーアタッチメント、Mリアスポイラー(2ドアクーペ)が装備されている。

◆「BMWライブコックピットプロフェッショナル」は12.3インチに
インテリアは、ダッシュボード中央に標準装備される「BMWライブコックピットプロフェッショナル」のコントロールディスプレイが、従来の10.25インチから12.3インチに拡大された。BMWライブコックピットプロフェッショナルには、オンラインベースのナビゲーションシステムの「BMWマップス」、BMWインテリジェントパーソナルアシスタント、BMWヘッドアップディスプレイ、ワイヤレスLAN付きのワイヤレススマートフォン統合、マルチメディアシステムが含まれている。さらに、高性能スピーカーシステム、ワイヤレス充電付きテレフォニー、BMWディスプレイキーなどが標準装備されている。

マルチファンクションボタンとパドルシフトを備えたMレザーステアリングホイールと、マルチファンクションシート、BMWインディビジュアルのメリノレザー内装が、全車に標準装備された。ダッシュボードとドアシルも、レザーで装飾されている。

Mスポーツパッケージの一部として、Mレザーステアリングホイール、アンスラサイトのMルーフライナー、ステン製MペダルとMドライバーフットレストも採用した、としている。