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ペットと快適に過ごす新型キャンピングカー『ソラン』をレクビィが初披露…ジャパンキャンピングカーショー2023

  • 《写真》石川徹
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「ジャパンキャンピングカーショー2023」が2月4日、幕張メッセ(千葉県)で始まった。アウトドアレジャーへの関心の高まりやリモートワークの普及によって、キャンピングカーの需要は高まっているという。昨年の4ホールから今年は5ホールに拡大しての開催となり、全国から130社以上が出展した。

◆キャンピングカー業界は愛犬家に注目
このイベントは、屋内開催でありながらペット同伴で入場できる(別途「ペットケア費」500円/頭が必要)。会場内には、「ペットトイレ」やドッグランがある「ペットゾーン」も設けられている。犬連れの来場者が多く、キャンピングカー関心層には愛犬家が多いことがうかがえる。

愛知県に本社があるキャンピングカービルダーのレクヴィの場合、店舗訪問者の約4割はペット連れだという。そうしたユーザーの要望を反映したニューモデル、『SOLAN(ソラン)』をこのキャンピングカーショーで発表した。同社の中村智さんは、「ソランは“傷や汚れに強いシートが欲しい” というお客さまの声を生かして開発しました」とこの新型に自信を見せる。

◆スマートにwithペットを実現
シートには引っ掻き傷が付きにくく、汚れや水に強い表皮を使用している。明るいアイボリーの内装はお洒落な車内空間を演出するが、同時に汚れが目立つ欠点もある。ソランのシートは、そうした心配をすることなくスマートに『withペット』を実現している。

オプション設定だが、新開発の『ペットベッド』にも同じ素材が使用されている。前席中央に固定できるので、運転席と助手席の飼い主の間で愛犬も安心して過ごせそうだ。

家庭用エアコンも標準装備されており、季節を問わず快適に過ごすことができる。特に犬は暑さに弱く、夏には熱中症で亡くなる事故も少なくない。愛犬家にとって、エアコンは空調のためだけでなく“家族”の命に関わる必須な装備だろう。

◆小さくても万能型
ブース正面に展示されているソランは、『ハイエース』標準サイズのボディ(ロングバン標準ルーフ)に同社として初めて薄型家庭用エアコンを搭載した。これもユーザーの声を反映させたもので、「ペット連れのユーザーさんは、ほとんど家庭用エアコンをオプション装着していたので、ソランでは思い切って標準装備にしました」と中村さんは話す。

このモデルは、“標準ボディでも充実した装備”なのもセールスポイントだという。ハイエースベースのキャンピングカーの場合、大型のスーパーロングやハイルーフ、ワイドボディなどがベース車両に使われることが多い。車内が広い一方で、都心部では駐車場を見つけるのに苦労するケースが少なくない。また、道幅が狭いエリアでは、取り回しも気になる。

レクヴィの場合、標準幅のハイエースを使用した「LV」モデルが一番人気だという。特にソランは、天井にベンチレーターを付けても高さ2.1メートルまでの立体駐車場に入るよう設計されている。「街乗りバンコン」をテーマに、都会に暮らすユーザーの使い勝手も考えられている。