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F1由来の「Sダクトフード」装備!フェラーリ SF90に追加される「VS」その実力は

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フェラーリ『SF90ストラダーレ』に設定されるハードコアモデル『SF90 VS』(バージョンスペチャーレ)の市販型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

SF90は、フェラーリ初の市販PHEVロードカーとして2019年にデビュー。4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンと電気モーターを搭載し、システム合計で最高出力780psを発揮する電動ハイブリッドスーパーカーだ。

社内コード「F173VS」と呼ばれる新型と、SF90の最も明らかな違いは『488ピスタ』に触発された「Sダクトフード」だろう。Sダクトはボンネットフードの先端にあるインテーク。2008年のF1で導入された空力ソリューションで、このノーズダクトはフロントバンパーから入ってくる空気を上向きに導き、運動量の変化に応じて強力なダウンフォースを生成するよう設計されている。

またフロントエンドでは、ヘッドライトのすぐ下に設けられた2つのスリムな開口部と、フロントバンパー側面に装備された多くのエアロトリックを特徴としている。後部では、SF90とほぼ同じリアウィングが見られるが、最終的にはより大型のウィングが装備される可能性がある。またVSではフロントの2モーターが独立して動作、前車軸にトルクベクタリングを提供することにより、コーナリングフィールも改善されるという。

スペックの詳細は不明だが、情報によるとSF90を大幅に上回る、システム合計最高出力986psを発揮すると噂されている。

SF90 VSの車名は変更される可能性もあるが、2023年後半にはワールドプレミアが予想される。