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1台限りの改造フェラーリ、リアウインドウなし…大胆チェンジ

  • 《photo by Ferrari》
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フェラーリは5月5日、1台限りの特別車『SP48 Unica』(Ferrari SP48 Unica)を欧州で発表した。あるクライアントの希望に添ってデザインされた唯一無二のビスポークモデルになるという。

SP48 Unicaは、『F8トリブート』のプラットフォームをベースにデザインした2シーターのスポーツベルリネッタだ。矢尻のようなフロントの形状が特長だが、これは主に、ヘッドライトのデザイン変更と、それに伴うブレーキ用エアインテークの位置変更の効果になるという。F8トリブートとの大きな違いが、フロントバンパーとリアスポイラー下にあるエンジン冷却用のエアインテークだ。また、フロントグリルも完全に再設計されている。

フロントのバイザーのイメージは、サイドウィンドウの縮小とリアスクリーンの廃止で強調されている。ひとつの金属塊を彫り込んだようなSP48 Unica の力強いたくましさを印象づけているという。真上から見ると、強調されるのがルーフ中央部。そのグラフィックは、リアウィング手前のカーボンファイバー製エンジンカバー後部に設けられたエアインテークと対応しているという。

奥に深いグリルは、プロシージャル手法によって、通過する空気の量が最大となるよう、各部分が最適な角度に設計された。インタークーラー用インテークをサイドウィンドウのすぐ後方に配置し、これによってボディ側面のインテークを縮小した。また、リアのオーバーハングを延長したことで、ルーフエリアによるリフトが低減され、リアのダウンフォースが増大しているという。