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ブラバスから最強のメルセデスAMG Eクラス、900馬力で0-100km/h加速2.8秒

  • 《photo by BRABUS》
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ブラバスは3月7日、改良新型メルセデスAMG 『E63 S 4MATIC+』 をベースにしたブラバス『900』(BRABUS 900)を欧州で発表した。

◆ベース車両は612hpのメルセデスAMG E63 S 4MATIC+
ブラバスはドイツに本拠を置き、メルセデスベンツのトップチューナーとして知られる存在だ。ブラバスの最新作、ブラバス900は、改良新型『Eクラスセダン』の頂点に位置する高性能グレード、メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+をベースに、さらなるパフォーマンスを追求している。

ベース車両のメルセデスAMG E63 S 4MATIC+には、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。最大出力は612hp/5750~6500rpm、最大トルクは86.7kgm/2500~4500rpmを引き出す。

トランスミッションは、パドルシフト付きの9速「AMGスピードシフトMCT 9G」。駆動方式は、フルタイム4WDのAMGパフォーマンス仕様の「4MATIC+」で、駆動トルクの可変配分が可能だ。0~100km/h加速は3.4秒で駆け抜ける。最高速は300km/hでリミッターが作動する。

◆0-100km/h加速は0.6秒速く最高速は30km/h上乗せ
ブラバス900では、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンをチューニングした。排気量を4.5リットル(4407cc)に拡大したうえで、専用のECU(エンジン・コントロール・ユニット)により、燃料噴射と点火のマッピングを最適化。さらに、ターボチャージャーのブースト圧を引き上げた。

これにより、最大出力は900hp、最大トルク127.5kgmを獲得する。ベース車両のメルセデスAMG E63 S 4MATIC+に対して、パワーは288hp、トルクは40.8kgm引き上げられた。ブラバス900の動力性能は、0~100km/h加速2.8秒、最高速330km/h(リミッター作動)。ベース車両のメルセデスAMG E63 S 4MATIC+に対して、0~100km/h加速は0.6秒速く、最高速は30km/h上乗せされている

スポーツエキゾーストシステムは、排気背圧を下げることで出力を最適化する。アクティブ制御されたエキゾーストフラップが、排気音を変化させる。V8ツインターボエンジンは、「カミングホームモード」では静かに、「レースモード」では力強いサウンドを発する。テールパイプはカーボン製とした。

◆カーボン製エアロパーツに21インチホイール
内外装には、ブラバスらしい演出が施される。エアロパーツはカーボンファイバー製だ。フロントリップスポイラーに左右のエアインレットを組み合わせて、高速走行時にフロントアクスルのリフトを減少させ、ハンドリングのさらなる安定性を追求する。リアには、カーボンファイバー製のトランクスポイラーとディフューザーを装着。ディフューザーは、ブラバスのスポーツエキゾーストのテールパイプと一体デザインとした。

10本スポークの「モノブロックZ」と呼ばれる鍛造ホイールは、21インチサイズだ。「プラチナムエディション」と呼ばれ、専用ブラック仕上げの「シグネチャーブラック」となる。タイヤは、ブラバスのテクノロジーパートナーのコンチネンタル製で、サイズはフロントが265/30ZR21、リアが305/25ZR21となる。

ブラバスのサスペンションモジュールを装着すると、選択した走行モードに応じて、車高を10~20mm調整できる。

インテリアは、バックライト付きのブラバスのロゴ入りステンレス製スカッフプレートを採用する。このステンレス製スカッフプレートは、周囲の照明に合わせた色で光る。ブラバスのアルミ製ドアピン&ペダルも装備できる。