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アルファロメオ ステルヴィオ に「ヴェローチェ Ti」、2021年型に設定…欧州発表

  • 《photo by Alfa Romeo》
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アルファロメオは12月9日、『ステルヴィオ』(Alfa Romeo Stelvio)の欧州向け2021年モデルに、「ヴェローチェTi」を設定すると発表した。

ステルヴィオは、2016年秋に発表されたアルファロメオブランド初のSUVだ。スポーツカーの『4C』やスポーツセダンの『ジュリア』に続く新型車となり、アルファロメオがSUV市場に参入を果たした。

◆最強の「クアドリフォリオ」を連想させる内外装

このステルヴィオの欧州向け2021年モデルに、新設定されたのが、ヴェローチェTiだ。Tiとは、「Turismo Internazionale」の頭文字。また、「ヴェローチェ」は高速を意味する。ヴェローチェTiは、ステルヴィオの新たな高性能モデルに位置付けられる。

ヴェローチェTiは、シリーズ最強の「クアドリフォリオ」グレードを連想させるスポーティなエクステリアをまとう。専用のスキッドプレートが付く新設計のリアバンパー、ボディ同色のエアロキット、光沢仕上げの新形状の21インチアルミホイールが採用された。

インテリアも、クアドリフォリオがモチーフ。レザーとアルカンターラのスポーツシート、ブラックルーフライニング、カーボンファイバー製トリムを採用した。ステアリングコラムには、アルミ製パドルシフトを装備する。エンブレムはダーク仕上げだ。

パワートレインは、最大出力280hpの2.0リットル直列4気筒ガソリンターボと、最大出力210hpの2.2リットル直列4気筒ディーゼルターボの2種類だ。4つのシリンダーはオールアルミ製で、カーボンファイバー製ドライブシャフトが付く。どちらも8速ATと4WDの「Q4」を組み合わせている。

◆レベル2の部分自動運転が可能に

2021年モデルでは、ボッシュと共同開発されたレベル2の ADAS(先進運転支援システム)が導入された。一定の条件下において、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で行う部分自動運転を可能にしている。

「レーンキープアシスト」は、ウインカーの作動なしで車両が車線から逸脱したことを検知し、ドライバーに警告する。そして、車両を元の走行レーンに戻す。

「アクティブブラインドスポットアシスト」は、接近する車両を検知し、衝突を回避するためにステアリング操作を支援する。「アクティブクルーズコントロール」は、前車との安全な車間距離を維持しながら、車速を自動的に調整する。アクティブクルーズコントロールは、交通標識認識システムと組み合わせて、速度を設定された制限内に維持する。交通標識認識とインテリジェント速度制御は、車載カメラを使用して交通標識を認識し、ディスプレイに表示して、制限速度をドライバーに知らせる。

渋滞アシストと高速道路アシストは、アクティブクルーズコントロールを補完する機能だ。車両をレーンの中央に保ち、速度も自動的に調整する。「ドライバーアテンションアシスト」は、ドライバーの眠気を検出し、必要に応じて警告を発する。

◆最新のコネクトシステム

2021年モデルでは、「Alfa Connect」の全サービスが利用できる。「マイアシスタント」は、緊急時のSOSコール機能を持つ。衝突や緊急事態の場合、乗員はコールセンターに緊急リクエストを送信し、SOSボタンを使用して車両の位置とIDを送信できる。

「My Alfa Connect」アプリによって、事故が発生した場合、自動的に電話がかけられる。車両が故障した場合、ドライバーはロードアシストサービスを呼ぶために、現在地を送信できる。通話は、アシストボタン、ラジオディスプレイのボタン、スマートフォンのアプリから行える。

「My Remote」は、スマートフォンやスマートウォッチによって、ドアの開閉やライトの点滅を遠隔操作できる。アマゾン(Amazon)のデジタル「アレクサ(Alexa)」と「Google Home」音声アシスタントにも対応する。「マイナビゲーション」は、目的地や観光スポット(PoI)を検索するアプリと、交通状況やオービスに関するリアルタイムのアラートで構成されている。

顧客がスマートフォンやウェブサイトからナビゲーションシステムに直接目的地を送信できる「Send&Go」、顧客がスマートフォンからGPSシステムに目的地を送信できる「Last Mile Navigation」、最大8台のデバイスをインターネット接続できる「My Wi-Fiサービス」、盗難の危険性を所有者に警告する「My Theft Assistance」も採用されている。