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ポルシェが高級ブランド「フェラガモ」と限定車を共同開発「イタリア文化・美学との融合」

  • 《photo by Porsche》
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ポルシェ・イタリアは、設立40周年を記念してイタリアの高級ファッションブランド「フェラガモ」と共同開発した限定車を発表した。

今回発表されたのは、『911カレラ4GTS』と『タイカン4S』をベースとした特別仕様車。両モデルともポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクトゥールが手がけ、フェラガモのコレクションからインスピレーションを得た特別色「ブルソーニョ」を採用している。

外装では、ブルソーニョの塗装に白いファインラインを配し、エレガンスとダイナミズムを表現。Bピラーには「40」の数字と1985年、2025年の年号を刻んだ記念プレートを装着している。ホイールもブルソーニョで塗装され、手描きの白いピンストライプで仕上げられている。

内装では、ブルソーニョレザーを前後シートやGTスポーツステアリング、センターコンソールの一部に使用。911のダッシュボードとセンターコンソール、タイカンのドアミラーには、ブルソーニョ色に染められたパルダオウッドを採用した。これはポルシェにとって初の試みだという。

スポーツクロノクロックの文字盤は、イタリア国旗の色の緑、白、赤のリングで構成され、秒針は赤色で仕上げられている。ドアシルガードには白く光るフェラガモのロゴが組み込まれている。

ポルシェ・イタリアのピエトロ・イノチェンティCEOは「過去40年間私たちを導いてきた精神、つまりポルシェスタイルとイタリア文化・美学の融合を体現する唯一無二のものを創造することが夢だった」と語った。

フェラガモのレオナルド・フェラガモ会長は「ポルシェは既に完璧なので、できるだけ変更を加えず、洗練されたディテールに焦点を当てることが主なアイデアだった」とコメントしている。

この限定モデルはイタリア市場専用で、数量限定で販売される。ポルシェ・イタリアは1985年にパドヴァで設立され、1996年からポルシェの100%子会社となっている。2024年には前年比8%増の8223台を納車し、欧州第3位の市場規模を維持している。