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5Gを活用、高速道路でトラック隊列走行 実証実験が成功

  • 《画像 ソフトバンク》
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ソフトバンクとワイヤレスシティプランニング(WCP)は3月25日、第5世代移動通信システム(5G)の新たな無線方式の無線伝送技術に基づく車両間通信を活用したトラック隊列走行実証実験に成功したと発表した。

トラックの隊列走行では、車両間のリアルタイムでの制御技術の共有などに、高信頼・低遅延・大容量通信が可能な5Gが期待されている。

実証実験は2月27、28日に新東名高速道路の試験区間(約20km)を約80km/hで走行する3台のトラック車両間で、5Gの車両間通信を活用して先頭車両が有人運転、後続車両が自動運転で先頭車両を追従した。位置や速度、操舵などの情報を共有し、目標車間距離10mでのCACC(協調型車間距離維持制御)や、リアルタイムで後続車両の自動操舵制御を実施した。一般車両も走行する高速道路という実用的な環境下で、トンネル内を含む試験区間で10mという短い車間距離での安定した隊列維持に成功した。

今回の実証実験の成功は、車両間制御の安定化や高信頼化、後方安全確認時の視認性向上に貢献するとしている。ソフトバンクとWCPはトラック隊列走行の早期実用化に向けて今後も実験を推進していく。