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ZMP×日の丸交通、自動運転タクシー都心を走る

ZMPは9月5日、東京都心部で実施している、自動運転タクシーによる公道サービス実証の動画を公開した。

サービス実証では、ZMPが開発した自動運転車両「RoboCar MiniVan」を用い、日の丸交通のドライバーが自動運転タクシーをサポート。ルートは、大手町フィナンシャルシティグランキューブ(東京都千代田区)と六本木ヒルズ(東京都港区)を結ぶ約5.3kmで、都心部路線でのドライバー不足の解消等の活用策や、ICT技術を活用した配車サービスを検証している。

自動運転タクシーの予約はスマートフォンアプリで事前に行先とルートを選び、利用日時を指定、クレジットカードを登録して完了。予約時間前に自動運転タクシーが到着し、アプリでQRコードをスキャンすると利用客を確認しドアが開く。車内のタブレットでドアを閉め、ルートを確認後「OK」を押すと、自動運転タクシーがスタート。ハンドル、アクセル、ブレーキ、すべての運転操作をコンピュータが行う。目的地に到着後、タブレットで到着の確認を行うと、決済が完了。ドアが自動で開き降車する。

プロモーション動画では、自動運転タクシーの予約から到着・開錠、自動運転による走行、到着・決済までの流れをわかりやすく紹介している。またZMPでは、併せて、ドライバー不足の課題を抱える全国のタクシー事業者を対象に、サービス実証で用いている自動運転システムおよびその導入コンサルティングの提供を開始する。