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1台がバス、トラック、ゴミ収集車に変身—自動運転EVコンセプトをスカニアが発表

  • 《photo by Scania》
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フォルクスワーゲングループ傘下のスカニアは6月10日、スウェーデン・ストックホルムで開幕した「UITPグローバル公共交通サミット」において、自動運転のEVコンセプト、『NXT』(Scania NXT)を初公開した。

UITPは国際公共交通連合の略で、公共交通に関する国際的な連合だ。グローバル公共交通サミットは、1886年から開催されている世界会議と展示会。世界最大規模の公共交通展示会になる。

スカニアは、今年のUITPグローバル公共交通サミットにおいて、自動運転のEVコンセプト、NXTを初公開した。NXTは、朝と夕方は通勤客を輸送するバスとして、昼間は商品を配達するトラックとして、夜間はゴミ収集車として、柔軟に使用できるように設計されているのが特長だ。

NXTでは、フロントおよびリアドライブモジュールを、バスボディ、トラックボディ、ゴミ収集車ボディに取り付けることができる。NXTは2030年の都市での使用を想定しており、24時間365日の人とモノの流れに、1台で対応することを目指している。

NXTは、バスとして使われる際、全長はおよそ8m。バッテリーは床下に配置されており、室内スペースを効率的に利用するとともに、優れた重量配分を追求する。車両重量は8トン以下。1回の充電での航続は、およそ245kmの性能を備えている。