注目の自動車ニュース
三菱『パジェロ』新型、発売前に5500台を受注 岸浦社長「長く愛される車にしたい」
三菱自動車は12月17日に日本で発売するフラッグシップSUV、新型『パジェロ』の受注台数がすでに約5500台に達していることを発表した。年度内目標の4000台を大きく超える反響に、岸浦恵介社長は「さらに注文は増えるのでは」と期待を寄せた。
国内では7年ぶりの復活となるパジェロ。新型は本格的な四輪駆動車の悪路走破性と信頼耐久性に、乗用車の扱いやすさと快適性を融合させた初代モデルからのコンセプトを継承。新世代のフラッグシップモデルとして、上質感や存在感を加えサイズを大幅に拡大。走行性能から快適装備まで全面的な進化を図った。
ライフスタイルやスポーツ性を重視するユーザー向けに「GSR」「GLS」グレード、より上質さや高級感を重視するユーザー向けに「SUPER EXCEED(スーパーエクシード)」「EXCEED(エクシード)」と計4グレードを用意。さらに価格も619万3000円から795万0800円と幅を持たせることで、幅広いユーザー向けに訴求する。
10月29日におこなわれたメディア向け発表会では、最上級グレードの「SUPER EXCEED」(795万0800円)が受注の7割を占めていることが明かされた。また、およそ8割が他社からの乗り換えや新規の顧客で、購入層の半分が40代以下の比較的若いユーザーであることもわかった。
岸浦社長は、「現在、国内では12台のパジェロを先行して展示して見ていただいているが、現実問題としては、まだ実物をよくご覧になっていただけないという状態の中で、これだけのご注文を受けている。また今後、車が実際にディーラーで展示できるようになると、さらにお客様からのご注文が増えるのではないかなと期待している」と手応えを語り、「今後もしっかり受注を伸ばして、12月17日の日本国内の発売に向けて、準備を進めていきたい」とした。
月販目標は1000台。現時点での納期はおよそ3~4か月程度だというが、販売計画については「引き上げるとか、そういうのにはこだわらず、実績を常に上げていきたい」と慎重だ。
「今後もずっと月1000台はコンスタントに販売していきたい。販売計画自体は、もちろん上を目指していくが、この車は長く皆様に愛されて、三菱自動車のフラグシップとしてしっかり存在感を出していきたいと思っている」(岸浦社長)
また、今年4月に代表執行役社長 兼 COOに就任した岸浦社長にとって新型パジェロは初の新型車であり、かつ三菱自動車を代表する重要な車種だ。「こんなに運のいい社長はいないんじゃないか。私はついていると思っているし、この車をしっかり育てていきたい。それが私の大きな仕事の1つかなと思っているので、皆様に長く愛される車にしていきたい。身の引き締まる思いだ」と思いを打ち明けた。
発表会では、かつてパジェロでパリダカールラリーを制したチーム三菱ラリーアート総監督の増岡浩氏も登壇。現在、ピックアップトラック『トライトン』で参戦している「アジアクロスカントリーラリー」に2027年は新型パジェロを投入することも明らかになった。2025年、2026年と2連覇を果たしており、新型パジェロの進化した走りで3連覇をめざす。
増岡氏は、パジェロについて「自分の分身のような、非常に思い入れの深い車」と語り、ラリーへの挑戦についても「パジェロでまたナンバーワン、世界トップをねらっていく。そういう夢もある。皆様のご支援、ご支持よろしくお願いします」と抱負を語った。












