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メルセデスベンツ Cクラス 改良新型発売、マイルドHV搭載モデルも設定…449万円より

メルセデス・ベンツ日本は、メルセデスベンツ『Cクラス』(Merceds-Benz C-Class)改良新型モデルを発表。セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレの4車種を同時に刷新し、7月25日より注文の受付を開始する。

改良新型モデルでは、「C200アバンギャルド」に48Vマイルドハイブリッドシステムを採用する。新開発の1.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、単体で最高出力184ps、最大トルク280Nmを発生。回生ブレーキ等で発生した電力で、最高出力14ps、最大トルク160Nmを発生するモーターがエンジンを補助する。同システムは燃費低減効果だけでなく、ターボラグ時のアシストを行い、スムーズな加速にも貢献。そのほか、エンジンを止めた状態で走行するコースティングや、エンジン始動時の低騒音、低振動を実現している。

エクステリアは、フロントおよびリアバンパーを刷新し、よりダイナミックなデザインとした。「LEDハイパフォーマンスヘッドライト」はヘッドライト内部にマルチチャンバーリフレクターが上下4列ずつ立体的に並び、近未来的な印象を演出。さらに上位の「マルチビームLEDヘッドライト」はEクラスやSクラスと同様のシステムで、片側84個のLED光源を瞬時に個別に制御することにより、前走車や対向車のドライバーを幻惑することなく、広い範囲を明るく照射し続ける。

インテリアでは、10.25インチワイドディスプレイのほか、インストゥルメントクラスター機能を持つCクラス専用デザインの12.3インチ「コックピットディスプレイ」をオプションで用意。速度計や回転計、ナビゲーションや安全運転支援システムなどの情報を表示するほか、「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3種類のデザインの中から好みで設定できる。

メルセデス・ベンツの運転支援機能「インテリジェントドライブ」も大きく進化。ステアリングアシストは、作動する状況を大幅に拡大し、車線が不明瞭な場合には先行車を追従する。またシステム起動時に高速道路上で自動停止した場合、30秒以内であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーの疲労を大幅に低減する。そのほか、ウインカー操作で自動的に車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」、ドライバー緊急時に自動で減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」などを搭載する。

価格はセダンが449万円から1379万円、ステーションワゴンが473万円から1398万円、クーペが564万円から1424万円、カブリオレが615万円から1483万円。納車は9月より順次予定している。