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初代『ゴルフGTI』の再来、VWの電動コンパクト『ID. ポロ』に高性能版、5月15日に世界初公開へ
フォルクスワーゲンは、電動コンパクトカー『ID. ポロ GTI』を5月15日、ニュルブルクリンク24時間レースで世界初公開すると発表した。
ドイツ・ミュンヘンで開催されたIAA モビリティ2025において、カモフラージュ状態で初めて披露されており、5月15日の世界初公開では全ての詳細が明らかになる予定だ。欧州での先行販売は今秋に開始される。
◆初代ゴルフと同じ発想で生まれた電動GTI
『ID. ポロ』は、初代『ゴルフ』と同様にGTIのベース車として理想的な素質を持つという。軽量なフロントホイールドライブ、発進時の強力な電動モーター、そしてシンプルで力強いデザインが、電動時代初のGTIにふさわしいと評価されている。
フォルクスワーゲンのデザイン責任者アンドレアス・ミントは、2023年にID. ポロの最初のスケッチを描いた時点からGTIモデルを念頭に置いていたという。また、開発責任者カイ・グリュニッツも、最新の「MEB+」プラットフォームがGTIの新章を開く可能性を持つと当初から確信していた。
◆最高出力226ps、電子制御で走りを磨く
ID. ポロ GTIの最高出力は166kW(226ps)。電動車ならではの瞬時の最大パワーとトルクを発揮する。
注目すべきは、電子制御式フロントデファレンシャルロックの採用だ。「ビークルダイナミクスマネージャー」によってスマートに制御されるこのシステムは、現行の『ゴルフ GTI』と同様の技術であり、電動GTIと従来のターボチャージャー搭載GTIの世界をつなぐものとなっている。
これにより、GTIの「I」はこれまでの「インジェクション(燃料噴射)」に加え、「インテリジェンス(知性)」も意味するようになった。
◆歴代GTIの走りを再現するコントロール機能
電子ネットワークによる幅広い走行特性の実現も特徴だ。2023年に公開された「ID. GTIコンセプト」では、センターコンソールの「GTIエクスペリエンスコントロール」を使い、1976年の初代ゴルフGTIを含む歴代GTIモデルの走行特性を再現できることが示された。駆動系、足回り、ステアリング、サウンド、シフトポイントのシミュレーションまで調整可能だという。
この機能が量産版にも搭載される見通し。5月15日の世界初公開で明らかになる。












