注目の自動車ニュース
アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
アウディが現在開発を進める、新型コンパクト・クロスオーバーSUVの最終デザインを予想プレビューしよう。この新型車は、『A1』ハッチバックとエントリーレベルのクロスオーバー『Q2』の後継車となる予定で、かつての『A2』の復活だ。
初代であり、これまで唯一のアウディA2は、1999年のフランクフルトモーターショーで発表され、2000年に発売された。1997年に先行発表されていたコンセプトカー『Al2』の生産モデルだ。オリジナルのボディ形状(オールアルミニウム)は2005年まで生産されたが、採算的には失敗に終わっている。
いちど2011年にA2コンセプトカーとして復活の試みが一度あったが、生産には至らなかった。そして現在、新型の試作車がテスト中である。車名は「A2 e-tron」または「Q2 e-tron」となる見込み。
新型のボディシェイプは、傾斜したフロントガラス、高いルーフ、そして特徴的なトランクリッドと水平に分割されたリアウィンドウが特徴だ。これらは1999年のオリジナルモデルを彷彿とさせる。また、短いボンネットなどいくつかのデザインは、アウディのモダンなスタイルを踏襲している。
アウディA2新型は、MEBモジュラー電動プラットフォームをベースに製造される。これは、同様のボディスタイルを持つフォルクスワーゲン『ID.3』ハッチバックと同じプラットフォームだ。アウディでは前輪駆動とクワトロ四輪駆動、最大400psの電気モーターを1基または2基搭載するバージョンが期待できる。2011年のA2コンセプトはフロントに搭載された電気モーターからわずか114psしか出力しなかったので、大きな進歩となる。また、急速充電で最大500kmの航続を実現するバッテリーを搭載する。
A2 e-tronのワールドプレミアは、2026年と予想される。2027年半ばに、まずは欧州で発売される予定だ。アウディの日本市場における現在のBEV展開をみれば、日本導入も期待できる。












