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VW『ティグアン』新型、「Rライン」設定…EVモード100kmのPHEVも選択可能

  • 《photo by VW》
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フォルクスワーゲンは9月19日、小型SUV『ティグアン』(Volkswagen Tiguan)の新型に、欧州で「Rライン」を設定すると発表した。パワートレインは、プラグインハイブリッド車(PHEV)も選択できる。

◆最新のPHEV「eHybrid」をラインナップ
新型ティグアンは3世代目モデルだ。新型ティグアンには、「MQB evo」車台を採用する。このプラットフォームによって、新型ティグアンでは、多様な駆動方式への対応をはじめ、さまざまな新技術の搭載を可能にした。

新型ティグアンには、最新のPHEVとして、「eHybrid」を設定する。EVモードの航続は、最大100kmまで延びた。さらに、すべてのeHybridバージョンでAC充電が高速化され、DC充電も初めて標準装備されている。

現行『ゴルフGTI』でデビューした「ビークルダイナミクスマネージャー」も標準装備された。このシステムは、電子制御ディファレンシャルロック「XDS」の機能と、「DCC Pro」システムのショックアブソーバーのラテラルダイナミクスを制御する。これにより、車両のハンドリングがより安定し、俊敏かつ正確になるという。

◆スポーティ内外装が特長の「Rライン」
新型には、スポーティな「Rライン」がラインナップされる。フロントは、バンパーが専用デザイン。バンパー開口部はブラックアウトされ、中央にメッシュパターン、両サイドに2本のスリットが入る。リアバンパーの下側も、ブラックのメッシュパターン仕上げで、赤いアクセントを添えた。20インチアルミホイールは専用デザインとなる。

インテリアは、「R」のロゴ入りヘッドレスト一体型のスポーツシートやフラットボトムステアリングホイールを装着した。表面に滑り止め加工が施されたアルミ製ペダルも装備されている。

◆最大15インチのインフォテインメントスクリーン
新型ティグアンには、新世代のコックピットとインフォテイメントシステムを採用した。新しいデジタルコックピットは、反射防止コーティングが施されたタブレット型の横長デジタルメーター、最大15インチのインフォテインメントスクリーン、新しいヘッドアップディスプレイなどで構成されている。

有機ELディスプレイを内蔵した「マルチファンクション・ドライビング・エクスペリエンス・スイッチ」が装備された。この新しい小型スクリーン付きロータリーコントロールは、ドライビングメニューやオーディオの音量、照明の色などをコントロールするのに使用する。新しいIDAボイスアシスタントを使えば、自然な言葉で車両やインフォテインメントのさまざまな機能を調整することができる。

新型ティグアンでは、ラゲッジルームが拡大した。新型ティグアンの全長は、従来モデルに対して約30mm長くなった。全高、全幅、ホイールベースは、従来型とほとんど変わらない。新型のラゲッジ容量は、スペース効率がいかに優れているかを示しているという。新型の全長はわずかに長くなっただけだが、ラゲッジ容量はリアシートの背もたれの高さまで荷物を積んだ場合、従来モデル比で37リットル増えて652リットルになっている。