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レクサスの「水素バギー」と新型『GX』にヨンク好き垂涎!未発売モデル一気乗りで見えたレクサスの未来

  • 《写真提供 レクサス》
  • 《写真撮影 宮崎壮人》
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9月中旬、富士スピードウェイ内の各所を借り切って「LEXUS SHOWCASE(レクサスショーケース)」なるイベントが行われた。海外メディアを含むグローバルなメディア向けイベントである。内容は、その名の通りショーケース、つまり限られたエリアでの展示と試乗となる。どれもナンバープレートをつける前のプロトタイプという状態だ。

クルマは話題のミニバン『LM』、オフローダーの『GX』、コンパクトカーの『LBX』、北米専用SUVの『TX』、それと参考車両として水素エンジン搭載のオフロードバギー「ROVコンセプト」が用意された。

ROVコンセプトはヤマハの車両にトヨタとヤマハが共同開発した水素エンジンを搭載し、足回りをKYBが担当したといった感じだ。実際にオフロードコースを走らせてもらったが、かなり楽しかったことを伝えておこう。モーグルのようなギャップを力強いパワーを発揮しながら長いストロークでこなすところはさすがだ。もう20年くらい前になるが、メキシコのロスカボスで試乗したバハマシンを思い出した。

◆「やりすぎ感」がないのがいい、注目の1台「GX」
では各モデルの印象だが、少ししか乗る時間がなかったが個人的にはGXに注目していた。ヨンク好きには気になるモデルだ。正確には「GX550プロトタイプ」で、トヨタ『ランドクルーザープラド』のレクサス版としてアメリカで売られていたものの進化版。今回フルモデルチェンジのタイミングで日本でも2024年に販売することが決定している。

実車を目の当たりにして思ったのは、写真よりもバランスがいいこと。正直、スクープフォトや写真のみが発表されていた段階ではカクカクしすぎて全然かっこいいと思わなかったが、実車はそれほど「やりすぎ感」は強くなく、オフロードコースにも自然におさまっていた。

ただ全長5005×全幅2000mm×全高1935mmは大柄。アメリカではいいが日本ではそれなりに覚悟は必要だろう。走りはギャップの大きなモーグルを試したが、走破性は高かった。サスペンションストロークが長く路面の接地性は高い。リアがリジッドアクスルとは思えない乗り心地と安定感だ。それにE-KDSSもいい。精度を高めコントロール性が向上しているようだ。これなら見掛け倒しとは言われないだろう。

◆ジーンズとTシャツで乗れるレクサス「LBX」
次世代コンパクトラグジュアリーカーを担うLBXも思いのほか良かった一台。試乗は富士スピードウェイのショートコースで行われたが、プロトタイプと言いながら完成度高く仕上がっていた。GA-BプラットフォームもM15Aエンジンもトヨタブランドのモデルと共有するが、どことなくレクサスらしさは出ていて、高い運動性能の中にも安定感や安心感がある。それに、ステアリング操舵に対する反応はテキパキしているのだが、堅牢なボディに柔らかめのサスペンションがうまくマッチしていてしなやかな部分も顔を出していた。

聞くところによると、LBXは豊田章男会長の「週末にジーンズとTシャツのまま乗れる、カジュアルだけど上質で運転の楽しいクルマがあってもいいんじゃないか」というコメントから生まれたそうだ。とはいえ、思うにリーバイスや日本製ジーンズメーカーのことではないだろうし、そうであってほしくない。レクサスなのだからイタリアかフランスのメゾン系ブランドのデニムと合わせてもらいたいところだ。そう考えるとクルマの方をもう少しがんばらないといけないかもしれないが。

◆「LM」はまさにVIP御用達
話題のLMはドライバーズシートのみならずリアシートも体験した。クルマは「LM500hプロトタイプ」。前席で感じた高いドライバビリティに関しては追って公道試乗した際に詳しく伝えよう。新型『アルファード』や『ヴェルファイア』に通じるそれはすでに高く評価されていると言って良い。

ユニークだったのは一列目と二列目を遮るパーテーションボード。リアシートのエグゼクティブはボード中央の開口部でドライバーとコミュニケーションをとる。でもってそれが必要のない時はスモークガラスで独立した空間にすることができる。まさにVIP御用達クルマだ。すでにアルファードとヴェルファイアがあるのだからこのくらいのことをしないと差別化できないのだろう。アイデア的には悪くないと思う。

◆水素バギーの市販化に興味津々
「LEXUS SHOECASE」は、近未来のニューカマーに触れる良き機会だった。ブランドとして明確な指針を出すのはいいことだろう。早朝からギュッと詰まったプログラムだったが、とても勉強になった。ただもっとも印象的だったのは水素エンジンで走るバギー。あれはどんなカタチで市販車に落とし込まれるのであろうか。帰りの東名高速ではそのことばかり考えていた。