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三菱 デリカD:5 新型、事前受注が1月末時点で4200台超に

  • 《撮影 愛甲武司》
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  • 《撮影 小松哲也》
  • 《撮影 小松哲也》
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三菱自動車の益子修会長兼CEO(最高経営責任者)は2月1日に都内にある本社で開いた決算説明会で、2018年度中の発売を予定している新型『デリカD:5』の事前予約が1月末時点で4200台を超えたことを明らかにした。

益子CEOは「2018年11月21日より予約注文の受付を開始した新型『デリカD:5』は優れた悪路走破性とハンドリングの良さ、静粛性の向上、内外装質感の向上等の大幅改良に対し、高い評価を頂戴しており、1月末現在で4200台を超える注文を頂いている」と述べた。

なお、三菱自動車がこの日発表した2019年3月期第3四半期(4-12月期)決算は国内外での販売が好調だったことから売上高が前年同期比18.2%増の1兆7940億円、営業利益が同31.7%増の850億円の増収増益となった。

益子CEOは「日本各地での自然災害に加え、新興国や資源国の通貨安の影響もあったが、全体としては販売台数、売上、営業利益いずれも前年を上回り、期初の計画に近い線を確保した状態で第3四半期を迎えることができた」と総括した。

その一方で「米中間を中心とした通商摩擦の収束が見えないまま世界的に景気の不透明感が増しており、販売面ではアメリカや中国など大きな市場での需要が減速している影響を受けている。加えて依然として新興国を中心とした不安定な為替の動向にも備えておく必要がある」と話し、「先行きを慎重にみて現時点では通期の業績見通しを期初公表のまま据え置く」とした。

三菱自動車は2018年度通期業績として売上高で前年度比9.5%増の2兆4000億円、営業利益で同12%増の1100億円を見込んでいる。

また日産自動車、ルノーとのアライアンスに関して益子CEOは「大切なことはアライアンスメンバーであることに誇りを持てること、そして働き甲斐を実感でき、成果を上げること。これを実現するためにはアライアンスパートナーがお互いをリスペクトし、対等、平等の精神で仕事に取り組むことが必要」と指摘。

その上で「アライアンスを建設的に推進し、持続的な成長につなげていくために、各メンバーが改めて基本原則と目的、狙い、そして必要性を確認し合意することが必要」との考えを示した。