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マツダ3 に「カーボンターボ」、256馬力の2.5リットル搭載

  • 《photo by Mazda》
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マツダの米国部門は6月13日、『マツダ3』(Mazda3)の2024年モデルを発表した。4ドアセダンと5ドアハッチバックが用意されている。

◆「カーボンターボ」のボディカラーはジルコンサンドメタリック
2024年モデルでは、コネクテッドテクノロジーや安全装備の充実が図られた。Apple「CarPlay」とグーグル「Android Auto」に対応した10.25インチインフォテイメントディスプレイを新たに採用する。ベースグレードの「S」にも、「G-ベクタリング・コントロール・プラス」が標準装備された。

2024年モデルには、「カーボンターボ」を設定する。先に発売した「カーボンエディション」に続くモデルで、スポーティさと高級感のあるスタイリングを追求している。

カーボンエディション同様、アルミホイール、ドアミラー、フロントグリルなどは、グロスブラックで仕上げる。カーボンターボでは、ボディをジルコンサンドメタリックで塗装した。室内は、テラコッタ、ブラックスエード、ガンメタルアクセントなどを採用している。

◆「SKYACTIV-G 2.5T」の最大トルクは44.3kgm
カーボンターボは、マツダの「SKYACTIV-G 2.5T」エンジンと6速AT、「i-ACTIV AWD」を標準装備した。米国仕様の場合、最大出力は256hp、最大トルクは44.3kgmを獲得している。

SKYACTIV-G 2.5Tエンジンには、マツダの「ダイナミック・プレッシャー・ターボ」を採用する。新設計のポートを使用してターボチャージャー内に空気を取り入れることで、ほぼ即座にブーストが得られるのが特長だ。

排気脈動を制御して、ターボエンジンの効率を高めることを目指した。速度域に応じて排気経路を切り替える可変バルブと、ターボエンジンに最適化した4-3-1排気マニフォールドにより、低速から高速まで広い範囲で高い過給性能を実現した。マツダによると、自然吸気エンジンのような素早い応答性と力強い低速トルクを発揮するという。

◆2.5リットルターボは4WDの「i-ACTIV AWD」と組み合わせ
SKYACTIV-G 2.5Tエンジンは、4WDのi-ACTIV AWDを組み合わせる。i-ACTIV AWDは、タイヤの動きやGセンサーなどの情報か、車両の走行状態をリアルタイムに検知し、路面状況やタイヤの荷重状態の変化を素早く予測する。これにより、状況に応じて前後輪へのトルク配分を自動的に最適化する。

雨や雪などの滑りやすい路面をはじめ、ドライ路面においても4輪のタイヤの力を効率的に引き出せるように適切にトルクを配分し、スムーズで安定した走りを追求する。また、「G-ベクタリング コントロール(GVC)」と協調制御を行い、ニュートラルなコーナリング性能を実現しているという。

◆自然吸気の「SKYACTIV-G 2.5」は最大出力191hp
直噴2.5リットル直列4気筒ガソリン自然吸気エンジンの「SKYACTIV-G 2.5」搭載車も用意している。最大出力は191hp、最大トルクは25.7kgmを獲得している。

直噴2.5リットル直列4気筒ガソリン自然吸気エンジンは、気筒休止技術を採用して、燃費性能を追求した。トランスミッションは6速ATを組み合わせている。このエンジンは、「2.5S」グレードに搭載する。

この2.5 Sには、「カーボンエディション」が用意される。ポリメタルグレーのボディカラーに、赤いレザー内装を組み合わせた。アルミ製スピーカーグリル、ブラック仕上げの18インチアルミホイール、Bose製12スピーカープレミアムオーディオを装備している。