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羽田空港で磁気マーカシステムを使った自動運転バスの実証実験を実施へ 愛知製鋼など6社

愛知製鋼、SBドライブ、先進モビリティ、全日本空輸(ANA)、NIPPO、NECの6社は、1月15日から25日までの間、羽田空港の制限区域内で自動運転バスの実証実験を実施すると発表した。

ANAとSBドライブは、2020年以降、空港で自動運転バスを実用化することを目指して、2018年2月に羽田空港新整備場地区で自動運転バスの実証実験を実施し、車両走行制御技術や遠隔運行管理システムを検証した。

今回の実証実験では、実用化に向けた次のステップとして、6社が連携して、航空機や特殊車両が走行する空港特有の環境下で、自動運転バスの走行に必要な環境整備などを検証するほか、実用化に向けた課題を抽出する。

この実証実験は、「航空イノベーションの推進」と「地上支援業務の省力化・自動化」に向けて、国土交通省が全国4空港で実施する「空港制限区域内における乗客・乗員などの輸送を想定した自動走行実証実験」の一環として実施する。

実験では市販の小型バス「日野ポンチョ」をベースに先進モビリティが改造した自動運転バスを使用する。「磁気マーカシステム」を使って車線位置制御するほか、遠隔運行管理システム「ディスパッチャー」を利用した運行管理する。

羽田空港第2ターミナル本館とサテライト間を、自動運転レベル3(システムの要請に応じて主導運転)で通行する。一般の乗客は乗せずに関係者のみで実施する。