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三菱 デリカミニ、中村副社長「ウォンツにしっかりとお応えできる」新型軽スーパーハイトワゴン

  • 《写真撮影 小松哲也》
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三菱自動車は新型軽スーパーハイトワゴン『デリカミニ』を5月25日から販売を開始すると発表した。価格は180万4000円から223万8500円。三菱では1月13日からデリカミニの予約注文を受け付けているが4月5日までに約9000台に達しているという。

三菱の中村達夫副社長は4月6日に都内にある本社ショールームで報道陣の取材に応じ、デリカミニについて「軽自動車市場で4割くらいを占めるスーパーハイトワゴンセグメントに、SUVテイスト、クロスオーバー型のスーパーハイトワゴンを満を持して投入する。お客様のニーズはもちろん、お客様のウォンツ、『こういうクルマが欲しい』というウォンツにもしっかりとお応えできるクルマだと思っている」と述べた。

その上で「これまでに9000台近い予約注文を頂いているが、5月25日の発売までに9000プラス9000の1万8000台の予約注文を是非とっていきたい」とデリカミニに期待を寄せた。

三菱によると9000台の予約注文のうち上級グレードのプレミアムが80%以上、また4WDモデルが60%を占めているという。またボディカラーはテーマカラーのアッシュグリーンメタリックが最も人気が高く、モノトーンおよびツートーン仕様とあわせて40%に達しているとしている。

デリカシリーズは高い走破性が売りのひとつとなっているが、中村副社長は「我々はデリカミニを十勝のオフロードコースで走りを鍛えて、ショックアブソーバーを専用のチューニングにしたりとか、タイヤも大径サイズにしたりして、スペックをデリカの名前にふさわしいように変えている。装備仕様に関してもヒルディセントコントロール、急な坂道を降りる時にボタン操作でゆっくりと安全に走ってくれるというものも入れている」と解説した。

中村副社長は発売日までに月販目標2500台の実に7倍強の受注獲得を掲げているが、その気になる納期については「今がんばってやっても4~5か月、下手したら6か月かかるが、三菱だけが早く造ることはできない」としながらも、「お客様のおクルマがいつできるのかというお客様との納期のコミュニケーションをしっかりやることがすごく大事だと思っているので、お客様にしっかりとそういうことをお伝えしていくということをやっていきたい」と話していた。