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BMW『X6 M』に改良新型、表情変化…欧州発表

  • 《photo by BMW》
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BMWは2月22日、高性能SUVクーペ『X6 Mコンペティション』(BMW X6 M Competition)の改良新型を欧州で発表した。同車は『X6』がベースの高性能モデルだ。

改良新型では、内外装にアップデートが施された。フロントには、横バーが入った新デザインのキドニーグリルを採用する。ヘッドライトやバンパーも新デザインだ。リアは、テールランプとバンパーが新しい。室内には、直感的なタッチコントロールと音声による制御を可能にした「BMWカーブドディスプレイ」を装備した。フルデジタル化されたBMWカーブドディスプレイは、ドライバー正面の12.3インチのインフォメーションディスプレイと、ダッシュボード中央の14.9インチのコントロールディスプレイで構成され、表面を1枚の大型ガラスで覆っている。

パワートレインには、BMW Mが開発を手がけた直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。改良新型では、48Vマイルドハイブリッドテクノロジーを採用した。8速「M ステップトロニック」トランスミッションに組み込まれた電気モーターは、最大で12hpのパワーと20.4kgmのトルクを引き出し、加速時などにエンジンをアシストする。また、スタータージェネレーターとしても機能する。必要なエネルギーは、エンジンルーム内の48Vバッテリーから供給される。バッテリーは、ブレーキ時や惰性走行時に、効率的なアダプティブ回生によって充電される。

改良新型の直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力625hp/6000rpmを発生する。最大トルクは76.5kgmで、1800~5800rpmの幅広い領域で引き出される。0~100km/h加速は3.9秒、0~200km/h加速は13.6秒、最高速は250km/h(リミッター作動)。オプションのMドライバーズパッケージでは、最高速が290km/hに引き上げられる。