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インドア派がペットを飼い始めて人生が変わった…ジャパンキャンピングカーショー2023

  • 《写真 石川徹》
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「ジャパンキャンピングカーショー」では、車両の展示だけでなくキャンピングカーのあるライフスタイルの紹介も行われている。2月6日まで千葉市の幕張メッセで開催されている今回は、 “インフルエンサーラウンジ” が設けられYouTubeなどで情報発信を行うオーナーが愛車と共に参加した。

◆ライフスタイルを一変させたキャンピングカー
神奈川県の湘南に住む夫婦は、『ハイエース』ベースの『レクヴィ・プラスLVプラスワン』を2019年12月に購入。ライフスタイルが一変したそうだ。

もともとはインドア派で、飲み歩きの他は映画観賞や美術館に出かけるのが趣味だったふたり。愛犬の “ペコ” を迎えたのをきっかけにキャンプに挑戦すると、アウトドアの魅力にはまった。次第に荷物も増え、キャンピングカーをレンタルしたところ「間違いない!」と意見が一致し、休日には“夫婦と犬の3人家族”で海岸沿いの町を巡るライフスタイルに変わったという。

愛犬のため「自然を感じられる場所に行きたい」と、翌年秋には都内から湘南に移住。 “海辺と犬とハイエース”というYouTubeチャンネルで湘南地域を中心に “海街歩き” を紹介している。

◆人生の可能性を広げてくれる相棒
キャンピングカーは、“3人” にとって人生の可能性や世界を広げてくれる相棒だそうだ。愛犬と夫婦で自然を楽しもうと購入したこのクルマだが、次第に車中泊仲間が増えイベントなどにも参加するようになったという。当初、キャンピングカーは「自分たちだけで楽しむもの」だと思っていたが、「知り合うことのできなかった人たちとの縁を繋いでくれるツール」であることを、今は強く感じるとのことだ。

「人生観がそのまま移動しているようなものだと思います」と言う。キャンピングカーには、インテリアや使い方に個性が出るようだ。「この人は、こんな考え方をしているから、このキャンピングカーなんだ」と感じながら「面白い人に出会える」のも大きな魅力だと話す。

趣味を通じて仲間が増えるのは珍しいことではないが、「ほかの趣味よりも、そうした面が強いと思う」というのがオーナーの実感だそうだ。「私たちのペコのように、みんな、大事にしている何かがあるから “このスタイル” なんだなと感じます。キャンピングカーを通して、 “人が透けて見える” ような面白さがありますね」

「誰でも、“やりたかったけど、やっていない事”ってあると思うんです。キャンピングカーは、人をアクティブにさせてくれる力があります。人生の可能性を一気に広げてくれるのが、一番の良さじゃないでしょうか。普通のクルマよりはちょっと高いけど、投資する価値は十分あります!」と魅力について語ってくれた。

◆ペットフレンドリーなクルマのニーズ
ソファーの座り心地や家具としての内装の質感・造りの良さがレクヴィプラスLVを選んだ決め手だったそうだが、愛犬も満足そうだ。一緒にご飯を食べたり浜辺の散歩を楽しんだりした後は、クルマの中のお気に入りの場所で家にいる時と同じようにくつろいでいるそうだ。「確実に気に入ってる」このクルマで、ペコと一緒に長期の旅行に出かけ、色々な場所を巡るのが今の夫婦の夢だという。

わずか3年ほどの間に、インドア派だった夫婦がキャンプを始め、キャンピングカー購入を経て東京から湘南に移住した。大きなライフスタイルチェンジのきっかけを作ったのは愛犬という存在だった。これまで紹介したように、今回のジャパンキャンピングカーショーでは愛犬家向けの施設もこれまでより充実した印象を受けた。自動車メーカーもキャンピングカービルダーも、よりペットフレンドリーな商品開発がトレンドの一つになっていくかもしれない。