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ZFが自動運転のロボットタクシー、ハンドルやペダルなし…CES 2019で発表へ

ZFは1月6日、米国ラスベガスで1月8日に開幕するCES 2019において、自動運転のロボットタクシーを初公開すると発表した。

ZFの自動運転のロボットタクシーには、ステアリングホイールとペダルが装備されていない。ZFがフォルシアと共同開発した「トレンドセッティング・コックピット」が、将来の運転席の姿を提示する。このコックピットには、3つのインフォメーションモニターが装備されている。

各種のセンサーセットが車両の周辺環境を正確に把握し、センサーからの大量のデータ処理が可能な自動運転用高性能コンピューター「ZF ProAI RoboThink」が、車両の挙動に関するさまざまな指示を出す。それらの指示が、シャシー、駆動系、ステアリングシステム、ブレーキや乗員保護システムなどのアクチュエータを作動させる。

ユーザーは、スマートフォンやタブレットで、ロボットタクシーをリクエストする。ロボットタクシーは自動運転で迎えに行き、ユーザーを目的地まで運ぶ。

またZFは、統合された車両システムをクラウドに接続することを進めている。配車サービス、デリバリーサービス、フリート管理など、異なるモビリティサービスを横断的にカバーすることを目指す。クラウドを通して、車載システムのソフトウェアアップデートも可能、としている。