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マルチスズキの小型SUV、最新天然ガス車設定…燃費はCNG 1kgあたり32.73km

  • 《photo by Suzuki》
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スズキのインド子会社のマルチスズキは10月14日、コンパクトSUV『エスプレッソ』(Suzuki S-PRESSO)に、最新の天然ガス車「S-CNG」を設定した、と発表した。

◆CNGとガソリンの2つのモード
マルチスズキは、現在10車種に天然ガス車のS-CNGを用意している。『エスプレッソS-CNG』は、累計22万6000台以上を販売したエスプレッソの成功をベースに開発された。エスプレッソのS-CNGは、低燃費と強力なパフォーマンスを追求している。所有コストを削減し、よりクリーンで環境に優しい環境へのコミットメントを強化するように設計された。

エスプレッソのS-CNG は、新世代の「Kシリーズ」1.0リットルガソリン「デュアルジェット」エンジンを搭載する。CNGモードでは、56ps/5300rpmの最大出力と、8.4kgm/3400rpmの最大トルクを引き出す。ガソリンモード時には、65ps/5500rpmの最大出力と、9.1kgm/3500rpmの最大トルクを獲得する。

トランスミッションは5速マニュアルが選択できる。エスプレッソのS-CNGは、CNGが1kgあたり32.73kmという優れた燃費を達成している。

◆サスペンションは専用チューニング
エスプレッソS-CNGのサスペンションには、専用チューニングが施された。乗り心地や快適性、安全性を向上させるために、最新のパワートレインに合わせて調整されている。マルチスズキの研究開発施設では、工場で取り付けられた S-CNGシステムの厳しいテストを実施し、安全性や性能、耐久性、燃費を追求している。

S-CNG車シリーズの発売は、石油輸入を削減し、インドの一次エネルギーミックスにおける天然ガスのシェアを高めるというインド政府のビジョンに沿ったものであり、それを補完するものだ。インド政府はまた、国内のCNG燃料ネットワークを急速に拡大するために取り組んでいる。

エスプレッソは2019年9月、インド市場で発売された。2020年1月からは、アジア、ラテンアメリカ、アフリカ地域に向けて輸出も開始した。インド発売から約3年で、20万台以上を販売している。

◆『エスクード』に代表されるスズキのSUVの流れを汲んだデザイン
最新モデルには、『エスクード』などに代表されるスズキのSUVの流れを汲んだデザインを採用した。存在感のあるフロントバンパーに、台形をモチーフとしたフロントグリルや、ウィンカーを掴むように配置したヘッドランプを組み合わせることで、力強くタフな印象を強調した。

インテリアには、丸型のセンターコンソールを採用。デジタル表示のセンターメーターも配置する。室内空間を最大限に確保しながら、大型スーツケースも収納できる荷室スペースを設けている。

新プラットフォームの「ハーテクト」のKプラットフォームを採用した。軽量かつ高剛性のボディとの組み合わせにより、低燃費と走行性能を追求する。ボディサイズは、全長3565mm、全幅1520mm、全高1553~1567mm、ホイールベース2380mmだ。

インド乗用車市場の約6割を全長4m未満のコンパクトカーが占めている。エスプレッソの主なターゲットの若年層は、車両購入に際しデザインを重視する傾向があり、デザイン性の高いモデルを投入することで、新規需要の獲得を狙う。エスプレッソの生産はマルチスズキのマネサール工場で行われ、マルチスズキのアリーナ店を通じて販売している。