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ジープ グランドチェロキー に2023年型、装備を充実

  • 《photo by Jeep》
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ジープブランドは6月30日、ジープ『グランドチェロキー』(Jeep Grand Cherokee)の2023年モデルを米国で発表した。

◆新世代の10.1インチディスプレイを上位グレードに標準装備
2023年モデルでは、最新のインフォテインメントシステムとして、「Uconnect 5」のナビ付き仕様を、「リミテッド」と「オーバーランド」の両グレードに標準装備する。ダッシュボード中央には、新世代の10.1インチディスプレイをレイアウトした。ドライバーの正面には、10.25インチのフレームレスデジタルゲージクラスターを採用している。

最新のUconnect 5は、従来よりも5倍速い作動速度を可能にした。これにより、ナビゲーションシステムの目的地検索などが、よりスムーズに行える。

さらに、2023年モデルのグランドチェロキーでは、無線(OTA)による車載ソフトウェアの更新が可能になる。最新のソフトウェアへのアップデートが、ディーラーや整備工場に入庫することなく、できるようになる。

◆3.6リットルV6と5.7リットルV8を設定
ガソリンエンジンは2種類だ。3.6リットルV型6気筒ガソリン「ペンタスター」エンジンは、最大出力293hp、最大トルク36kgmを発生する。このV6には、アイドリングストップ(ESS)テクノロジーを標準装備した。 ESSシステムは、グランドチェロキー向けにアップグレードされている。

5.7リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力357hp、最大トルク53.9kgmを引き出す。V8エンジンは、VVTと気筒休止により、パフォーマンスと燃費を追求した。気筒休止テクノロジーでは、エンジン制御コンピューターが、高速道路のクルージングなどの低負荷走行中に、燃料供給を停止し、エンジンのうちの4つのシリンダーのバルブを閉じる。ドライバーがアクセルペダルを踏むと、休止していたシリンダーが再始動する。

両エンジンには、8速AT「TorqueFlite」を組み合わせた。V8搭載車の最大牽引力はおよそ3.2トンで、クラス最高という。4WDシステムは、「Quadra-Trac 1」、「Quadra-Trac 2」、「Quadra-Drive 2」の3種類で、グレードに応じて搭載する。「Jeep Quadra-Lift」エアサスペンション、エレクトリックアダプティブダンピング、「Selec-Terrain」トラクションマネジメントシステムも採用している。

◆ジープの特徴の7スロットグリル
フロントマスクには、スリムなLEDヘッドライトが装着された。ジープの特徴の7スロットグリルは、それぞれがより大きな開口部を持つ。フロントマスクには、新開発の長距離レーダーコンポーネントと、アクティブグリルシャッターなどの高度なテクノロジーを内蔵している。

インストルメントパネルは、温かみのある素材と最新テクノロジーを融合させた。カップホルダー部分には、2つのワイヤレスデバイスが接続でき、2つのデバイスを同時に充電できるワイヤレス充電器がオプションで用意される。

カスタマイズ可能なLEDインテリア照明が、すべてのモデルに標準装備された。 5色が選べるアンビエント照明は、インストルメントパネル全体、またはフロントドアとリアドアに沿って輝きを放つ演出が施されている。