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ボルボカーズ、自動運転車向けの新センサー技術を発表…人間の姿勢を細かく検知

ボルボカーズ(Volvo Cars)は11月27日、ロサンゼルスモーターショー2018の「オートモビリティLA」において、自動運転車向けの新技術を発表した。

この新技術は、米国のルミナー社と共同開発したもの。ルミナー社は、自動運転車向けコアセンシングテクノロジーを開発するスタートアップ企業だ。

両社が提携して開発した新しいセンサー技術は、このタイプのセンサーではこれまで実現できなかった腕や脚などの部位を含めた人間の姿勢を、より詳細に検知できるのが特徴だ。この新技術は最大250mの範囲で物体を検出することができ、現在利用可能なライダー(LiDAR)技術よりも、はるかに広い範囲に対応できるという。

パルスレーザー信号を利用して物体を検出するライダー技術の開発は、安全な自動運転車にとって重要だ。ライダーセンサーは、自動運転車に信頼性の高い長距離認知機能を提供し、複雑な交通環境や高速走行時にも安全に誘導できるようにする。

ボルボカーズは、高度なライダー技術やセンサー機能の開発は、ボルボカーズとパートナー企業が完全自動運転車を安全に導入するための取り組みのひとつ、としている。