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無人フォークリフトの開発 東大発AIベンチャーが着手

  • 《画像提供 トラストスミス》
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東京大学発AIベンチャーのトラストスミス傘下のスミス&ファクトリーは5月31日、無人フォークリフトの開発に着手したと発表した。

無人フォークリフトを実現して工場内物流や流通現場における事故防止・労働力不足の解消・作業効率の向上を目指す。

同社は以前から、フォークリフトによる事故の問題に注目、過去には「フォークリフトの衝突防止システム」を開発してきた。今回はフォークリフトに関わるあらゆる事故を未然に防ぐため、無人フォークリフトの開発に着手した。これを実現することで工場内物流や、流通現場におけるフォークリフトによる事故防止、労働力不足解消や作業効率の向上を目指す。

開発する無人フォークリフトはLiDARセンサにより自己位置を常に把握、 最適な経路を生成しながら設定された目的地へ自律的に走行するSLAM方式の自律走行アルゴリズムを用いる。従来の磁気誘導方式のように床面への磁気テープの埋設を必要としないため、導入が容易で、効率的な移動が可能としている。

3D-LiDARセンサに加え、デプスカメラと障害物検知アルゴリズムの組み合わせによって安全性を担保。1次元LiDARセンサとサイドシフト制御などの組み合わせによってミリ単位でのパレット運搬が可能となる。

オーソドックスなパレットの搬送に加え、原紙ロールのような貨物の搬送もニーズに応じてカスタマイズ可能なハードウェアを用いることで対応できるとしている。