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ルノー日産三菱、完全自動運転技術開発のベンチャー企業に戦略的投資

ルノー日産三菱アライアンス(Renault-Nissan-Mitsubishi)は10月31日、3社が共同設立したベンチャーキャピタルファンドの「アライアンス・ベンチャーズ」が、完全自動運転技術を開発する中国のWeRide.ai社に戦略的投資を実施した、と発表した。

今回の投資は、次世代自動車技術の最先端に立つ起業家や新興企業を支援するアライアンス・ベンチャーズの戦略の一環。中国への投資は、WeRide.ai社が初めてとなる。

WeRide.ai社は現在、世界で200名の従業員を抱えており、そのうちエンジニアが70%を占めている。中国の自動運転車企業の中では、初めて無人運転車の遠隔操作に5Gネットワークを使用する。同社は2020年までに、中国の都市に自動運転車を広め、自動運転技術の大規模商用利用を世界で初めて実施することを目指している。

WeRide.ai社では投資された資金を活用し、2019年に自動運転車500台を用いて、実走行距離を500万kmまで伸ばすとともに、広州市と安慶市で主要パートナー企業とともに運用および商業化の実験を行う計画。同社の自動運転車の累計走行距離はテスト開始からすでに6万kmを超えており、世界で3000人以上にサービスを提供してきたという。