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「銀影ラスター」滑らかに輝く、レクサス LS 改良新型[詳細画像]

  • 《写真撮影 雪岡直樹》
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レクサスのフラッグシップセダン『LS』がマイナーチェンジ。内外装、走りをブラッシュアップした。話題となっているのが新色の「銀影(ぎんえい)ラスター」。最新の塗装技術によって実現した深みのあるシルバーは、LSをよりプレミアムに際立たせている。

◆静粛性と乗り心地をさらに進化

改良新型は「自らの原点に立ち返り、静粛性と乗り心地をさらに進化させた」とチーフエンジニア武藤康史氏は語る。タイヤの内部構造からシートに座った際の質感、日常走行領域での加速レスポンスなど、静粛性や乗り心地をはじめとする走行性能に関係するパーツや制御を細部まで徹底的につくりこんだ。

3.5リットルV6ツインターボエンジンは、使用頻度の多い走行領域でのエンジントルクの立ち上がりを向上させ、余裕のある力強い走りを実現。シフトスケジュールを変更しシフトダウン頻度を低減している。さらに燃焼効率を向上することで、出力、燃費性能、静粛性を向上した。

減衰力可変ダンパーAVSは、新設計の油圧制御用ソレノイドのオイル流量制御バルブの流路を拡大。これにより減衰力を低減し、上質な乗り心地を実現。減衰力の可変幅拡大により応答性と安定性も向上した。

◆前後デザインを変更、スイッチ類の利便性を向上

エクステリアデザインは、フロントとリアの意匠を変更。従来の“Z”字型のヘッドライトから、小型3眼ランプユニットとL字を際立たせたクリアランスランプにブレードスキャンAHS(アダプティブハイビーム)を搭載した厚みのある形状に。またフロントバンパーコーナー部に縦基調のキャラクターラインを配置し、オーバーハングが短く見える意匠とした。

リヤコンビネーションランプ内のメッキモールはピアノブラックに変更され、フロントデザインとの調和が図られている。

インテリアはハンドルとセンターコンソールのスイッチ類を黒で統一し、視認性を向上させるとともに端正な印象とした。使用頻度の高いシートヒーターとステアリングヒーターの操作画面を表示させるスイッチをセンターコンソールに追加することで、操作性を向上。マルチメディアシステムは、新たにタッチディスプレイを採用し利便性を高めた。

また「月の道」をイメージしたプラチナ箔&西陣のオーナメントを新規設定。和を感じさせる上質な空間を作り上げている。

◆滑らかな光と陰影の「銀影ラスター」

新色の銀影ラスターは、ハイライトの輝きと奥行きを感じる深い陰影を特徴とする。シルバーはカラーデザインの本質を追求するレクサスにとって重要な色域として、長年開発に力を注いできたボディカラーだという。光輝材(アルミフレーク)を含んだ塗料の体積を凝縮させる「ソニック工法」を応用し、蒸着アルミを高密度で敷き詰める最新の塗装技術を採用。粒子感を感じさせない滑らかな光と陰影を演出する。

写真のモデルはハイブリッドの『LS500h エグゼクティブ』(1687万円から)だ。