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【日産 ノート 新型】次世代のデザインランゲージが満ち溢れている

  • 《写真提供 日産自動車》
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  • 《写真撮影 中野英幸》
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  • 《写真撮影 中野英幸》
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日産は『ノート』をフルモデルチェンジし、本年12月23日(予定)より発売する。そのデザインは、先に発表されたピュアEVの『アリア』と共通のデザインランゲージを纏っている。

◆アリア譲りのエクステリアデザイン

そのデザインランゲージは、“タイムレスジャパニーズフューチャリズム”だ。これは、日本らしい伝統的なテイストを新鮮な視点で新しい時代、そしてグローバルに通用するモダンなデザインに昇華させることを目指し、次世代の日産デザイン方向性を示唆するものだ。

そのうえでノートは、「コンパクトカーの常識にとらわれることなく全く新しい価値観を訴求し、電動化の時代を感じさせてくれるデザインになった」と話すのは日産グローバルデザイン本部 プログラムデザインダイレクターの入江慎一郎氏。

その“始まり”は、「前後をつなぐ1本の水平なプレスライン(ヘッドライトからドアミラー下を通り、リアフェンダーでキックアップする)だ」と入江氏。そしてその下に広がる、「クリーンでありながらも艶やかに移ろい、張りのある面の抑揚が新しい日産のエクステリアデザインの特徴だ」という。これはアリアでも見られる表現で、プレスラインの下の大きな面をどう見せるかが、今後の日産のデザインで意味を持ってくることを指している

また、これもアリアと同様、日本の伝統工芸である組子からインスパイアされたグリルパターンにより、日本の風景に溶け込むデザインとされた。そのセンターには、日産の新しい象徴であるブランドシンボルと共に、そのグリルと一体化した先進的な薄型のヘッドランプを採用。そこにインテグレートされた次世代のVモーション・クロームメッキにより、「新世代の日産デザインの顔へと一新した」と入江氏は述べる。これらの表情に関しては、今後の日産車の顔として統一感が持たされていくようだ。そしてリアコンビは、「特徴的なシグネチャーとなる水平に広がる横一文字のシェイプを施し、リアビューからのワイド感にも寄与」している。

オプション設定の16インチのアルミホイールには、日本の刀からインスパイアされたシャープで洗練されたデザインを施しており、“e-POWER”の走りのパフォーマンスを想起させるデザインを意識したとのことだ。

ボディカラーはブルーブラックとバイオレットブラックの2種類の2トーンを始めとするトータル13色。「男性でも女性でも好みのカラーが選べるのが魅力だ」と述べる。

入江氏は、新型ノートのエクステリアデザインについて、「日本人の持つ本質的な美意識を刺激する、次世代のデザインランゲージに満ち溢れている」と強調。そして、「時に電動化へと向かう時代の変化と共鳴し合い、自動車の歴史の中で100年に1度の変革期になるといわれているこの新世代への幕開けに、正に相応しい1台になる」とコメントした。

◆インテリアは電動化に相応しい先進感

さて、インテリアでは、標準装備となる小型の電制シフトデバイスが乗るブリッジ型のセンターコンソールに、大型の収納スペースやロングリーチのアームレストが装備され、「革新的なデザインと共に快適なドライビングの両立が楽しめる魅力のアイテムになっている」と説明。

また、センターディスプレイと一体化したメーターによって、「電動化に相応しい先進感と使い易さを兼ね備えた、日産の新しい思想を体感してもらえるだろう」という。更に最大限外に向かって広がりを見せるインストルメントパネルによって、「コンパクトカーでありながらも、開放的で未来的、そして充実したドライビングを楽しめるデザインに仕上がった」とコメント。

特に、「センターアームレストに肘を乗せると、らくらくと電制シフトを操作出来る。いままでのコンパクトカーでは有り得なかった装備が満載だ」とその完成度に自信を見せた。

装備面では、前席のセンターコンソールに、スマートフォンのワイヤレス充電器など利便性の高い機能を装備。後席はリクライニング機能を備え、ニールーム、ヘッドルームともに、クラストップのスペースを確保している。更に荷室では、広い開口部と荷室幅を確保したことで、ストレスなく荷物を収納することが可能であるという。

インテリアカラー&マテリアルは、3種類のバリエーションを設定。Xグレードには、グラデーションストライプのジャージーシートと合皮レザーアームレストのコンビネーション。また、インストルメントパネルには、カーボン調の加飾を配し、水平に広がる長いマットクロームのフィニッシャーが特徴的な、すっきりとモダンなカラーコーディネーションとなっている。

最後に入江氏は、「コンパクトカーの常識を打ち破るべく、我々デザイナー一同、自信を持ってお届け出来るデザインに仕上がった。次は是非実車を体験して欲しい」と語った。