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ベントレー ベンテイガ 改良新型、生産開始…納車も欧州で開始へ

  • 《photo by Bentley》
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ベントレーは7月20日、改良新型『ベンテイガ』(Bentley Bentayga)の生産を、英国クルー本社工場で開始した、と発表した。欧州での納車も、間もなく開始される予定だ。

◆まずはV8モデルの生産を開始

改良新型ではまず、V8モデルの生産が開始された。4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力550ps、最大トルク78.5kgmを引き出す。トランスミッションは8速ATで、0~100km/h加速4.5秒、最高速290km/hの性能を発揮する。

このエンジンは、特定の状況において、8気筒のうちの4気筒を休止する。このシステムが、欧州複合モード7.5km/リットルの燃費に貢献しているという。

リアトレッドの20mm拡大に合わせて、「ベントレーダイナミックライド」を改良した。電動式アクティブロールコントロールテクノロジーによるシステムが、操舵力を軽減し、リニアなレスポンスを向上させているという。ベントレーダイナミックライドがコーナリング時のロールを抑え込み、タイヤの接地性を最大限に高め、クラストップのキャビン安定性と快適な乗り心地、優れた操縦性を追求している。

◆大型化されたマトリクスグリル

第3世代の『コンチネンタルGT』と、新型『フライングスパー』に導入されたベントレーの新しいデザイン言語からインスピレーションを得た、よりダイナミックなルックスに変化した。ベントレーの新たなラインアップを構成する3車種は、従来以上にデザインの統一を図った。大胆なスタイリングによって堂々とした存在感を生み出しつつも、フロント部分の全パネルの設計を見直すことによって、すっきりとモダンな外観に仕上げている。

大型化されたマトリクスグリルは、より垂直にそそり立つデザインだ。新設計の「LEDマトリクスヘッドライト」には、クリスタルカットガラスをイメージした独自デザインを採用する。クリスタルカットデザインの効果により、点灯していない時でも輝いて見えるようにした。新設計の楕円形ヘッドライトは、ベントレー初採用となり、ウェイクアップシーケンスでも、ヘッドライトが点灯する。

各マトリクスヘッドライトには、82個のLEDが組み込まれ、高い機能性で安全運転を支援する。他の車両を検知すると、特定のLEDが自動的に消灯し、照射範囲を調整する。ロービームは3種類の自動モードを備え、マトリクスシステムは対向車や先行車を幻惑することなく、常にハイビームでの走行を可能にした。

◆リアのデザインを全面的に変更

フロントバンパーは、アグレッシブな新デザインだ。フロントガラスに初めて導入された「ウェットアームワイパー」は、各ワイパーアームに22のウォッシャージェットを内蔵している。ウォッシャー液の吹き付け時に視界を遮られることがなく、洗浄効率も大幅に向上しているという。

リアのデザインも全面的に見直された。車幅いっぱいに延びたテールゲートに溶け込むように、新設計のテールライトを配置した。コンチネンタルGTと共通の楕円形テールライトが、ベンテイガに初採用されている。ライセンスプレートはバンパーへ移動し、分割型のワイドなテールパイプを装備した。リアトレッドは20mm拡大しており、ホイールアーチ内のホイール位置も変更された。ホイールは、ベンテイガ専用の新デザインだ。

◆新世代のインフォテインメントシステム

インテリアは、センターフェイシア、ステアリングホイール、ドアトリムなどが新設計となり、シートも一新された。オプションの5名乗りシートの場合、リアシートにベンチレーターを内蔵する。後席の足回りのスペースは、最大で100mm広くなった。

新世代のインフォテインメントシステムは、ベントレーの翼をイメージしてハンドクラフトされたダッシュボードに組み込まれた。新設計の高解像度10.9インチデジタルディスプレイが搭載される。このディスプレイは、ドライバーの好みに合わせて設定を変更できる。

後席に装備される新設計の「タッチスクリーンリモート」は、サイズを大型化した。新型フライングスパーに導入されたものと同様のタブレットだ。コネクティビティも改善されており、USBタイプCポートとワイヤレススマートフォンチャージャーが標準装備されている。