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フェアウェイに乗り入れできる自動運転ゴルフカート、日本初の実証実験…楽天GORAが開始
楽天グループが運営するゴルフ場予約サイト「楽天GORA」(ゴーラ)は、フェアウェイに乗り入れできる自動運転ゴルフカートのサービス化に向け、日本で先駆けとなるゴルフプレーを想定した実証実験を開始した。
実証実験は、千葉県香取郡東庄町にある「東庄ゴルフ倶楽部」の全18ホールで実施。楽天は三菱電機、アイサンテクノロジー、エナジーシステムサービスジャパン(ESSJ)の3社と提携し、4社共同で開発した自動運転ゴルフカートを使って、カート庫からクラブハウス前を通り、カート道を経由して各フェアウェイまで自動走行させる。ゴルファーを乗せた状態で、安全に自動走行からプレーまでを完結できることを実証する。
自動運転ゴルフカートは、走行中に常時ハンドルを操作する必要がない。カメラやLiDAR(レーザー光で距離や形状を計測する技術)、GPS、複数のセンサーを組み合わせることで、指定された複数の走行経路上を数センチ単位の精度誤差で自動走行する。天候の急変や故障など自動運転の継続が難しい状況が生じた際にも、衝突防止センサーにより自動で減速・停止できる安全性を備えている。
機体サイズは全長3540mm(バックスタンド折りたたみ時3050mm)、全幅1300mm、全高1850mmで、最高速度は19km/hだ。メーカーはESSJが担当する。
4社の役割分担は、三菱電機が自動運転に関わる制御・設定などのソフトウェア開発技術を担い、アイサンテクノロジーがゴルフ場の地図データ作成と自動走行システムの運用・安全性評価を担当する。ESSJはセンサーシステムの評価・導入技術を提供し、楽天はサービス本格提供に向けた実証実験の推進とゴルフ場向けソフトウェアの開発を行う。
ゴルフ場側のメリットとしては、数センチ単位でのカート位置制御による操縦ミスや転倒・転落の防止、複数経路を設けることによる芝へのダメージ軽減が挙げられる。また、従来の電磁誘導式ゴルフカートに必要だった電磁誘導線の工事・メンテナンス費用の低減も見込める。走行経路や速度、立入禁止領域などをソフトウェアで柔軟に設定できる点も特長だ。
ゴルファー側には、ボール付近まで移動しやすくなる利便性向上のほか、高齢ゴルファーにとっては運転の手間や熱中症リスク、ラウンド中の身体的負担の軽減が期待される。ゴルフ場にとっても付加価値の高いプランの提供につながり、プレーフィーの向上も見込めるとしている。
「楽天GORA」は2004年10月にサービスを開始し、2026年10月時点で国内外約2000コースと提携するゴルフ場予約サービスだ。今後も機能拡充や情報発信を通じて、様々なゴルフの楽しみ方を提案していくとしている。












