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日産『キックス』新型とライバル7車種を比較、ヴェゼルやCX-30など
日産『キックス』新型(P16型)は、全長4365mm×全幅1800mm×全高1615mmと、従来型より大型化したことで、従来のコンパクトSUVだけでなく、一回り上のSUVとも競合するモデルになった。
価格帯も299万9700~389万8400円(メーカー希望小売価格・消費税込)となり、SUV以外のハイブリッド車やコンパクトミニバンとも比較対象になりやすい。
ボディサイズや価格帯を踏まえて、ライバルは「ボディサイズが近いSUV」と「価格帯が近いSUV以外の車」に分けて整理できる。
◆大きさの近いSUV
ボディサイズや用途が近く、有力な競合となるSUVは以下の3車だ。
– ホンダ『ヴェゼル』
– マツダ『CX-30』
– トヨタ『カローラクロス』
●ホンダ・ヴェゼル
サイズや5人乗りSUVとしての用途が最も近く、新型キックス最大のライバルといえる。ヴェゼルは「e:HEV」による燃費性能や静粛性、都会的なデザインが特徴。いっぽう、キックスは第3世代「e-POWER」によるモーター駆動と4WD車の「e-4ORCE」を採用し、電気自動車に近い加速フィールやSUVらしい力強いデザインを打ち出す。
●マツダ CX-30
ボディサイズや価格帯が近く、購入層も重なると思われる。キックスはSUVとしての実用性やモーター駆動を重視するのに対し、CX-30は質感の高い内外装や、エンジン車ならではの走りを楽しめる点が特徴か。デザイン性を重視するユーザーにも人気がある。
●トヨタ・カローラクロス
キックスより一回り大きいが、価格帯や用途が重なる競合だ。カローラクロスは後席や荷室が広く、ファミリーカーとしての実用性を重視する。いっぽう、キックスは比較的コンパクトなボディとe-POWERによる軽快な走りが魅力となるかもしれない。
◆SUV以外で価格帯の近いモデル
価格帯が近く、比較検討されやすいSUV以外のモデルは以下の4車だ。それぞれに特徴があり、必ずしも競合とはならない。
– トヨタ『プリウス』
– ホンダ『シビック』
– ホンダ『フリード e:HEV』
– トヨタ『シエンタ HEV』
●トヨタ・プリウス
どちらも電動車だが方向性は異なる。プリウスは低燃費や高速巡航性能を重視したハイブリッドセダンだ。キックスはSUVならではの高いアイポイントや乗降性、モーター駆動による滑らかな加速が特徴となるだろう。
●ホンダ・フリード e:HEV
価格帯は近いがターゲット層は異なる。キックスは5人乗りSUVとして、個人や少人数での移動を重視するのに対し、フリードは6~7人乗りや両側スライドドアを備え、子育て世帯やファミリー層を主なターゲットとしている。
●ホンダ・シビック
シビックのガソリン仕様はキックスと価格が近いものの、性格は大きく異なる。シビックは低重心の5ドアハッチバックで、スポーティな走りや高速安定性を重視する。対してキックスは、視界の良さや日常での使いやすさ、SUVとしての実用性を重視している。
●トヨタ・シエンタ HEV
シエンタはコンパクトミニバンながら、一部グレードでは価格帯がキックスと重なる。シエンタは低床設計やスライドドア、多人数乗車など日常生活での利便性を重視する。キックスはSUVらしいスタイリングや走行性能、レジャー用途を重視するモデルといえる。
◆総括:選択のポイントは?
新型キックスは従来型より大型化・高価格化したことで、競合の中心は従来以上にホンダ・ヴェゼル、マツダCX-30、トヨタ・カローラクロスへと移った。
また、300万円台後半という価格帯から、SUV以外ではトヨタ・プリウスやホンダ・フリード e:HEVなども比較対象に加わる。購入時には、e-POWERによるモーター駆動やSUVとしての使い勝手を重視するか、燃費性能や居住性、多人数乗車といった用途を優先するかが選択のポイントとなりそうだ。












