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フィアット600e、京都市公用車に寄納…日伊国交160周年と姉妹都市60周年を記念した特別デザイン
ステランティスジャパンは4月27日、フィアットの電気自動車『600e』を、京都市の公用車として寄納したと発表した。
4月24日、京都市役所(京都市中京区)で寄納式が執り行われ、京都市長の松井孝治氏、在大阪イタリア総領事館総領事のフィリッポ・マナーラ氏、大黒商会代表取締役の井上雅文氏、そしてステランティスジャパン代表取締役社長の成田仁氏が出席した。
式典は日伊両国の国旗が掲げられた正庁の間で行われ、成田社長から目録が松井市長に手渡された。松井市長からは感謝状が贈呈された。
■寄納の背景
京都市は2025年、イタリア・フィレンツェ市との姉妹都市提携60周年を迎えた。両市は文化・芸術・学術など多岐にわたる分野で交流を重ねてきた。また2026年は日本とイタリアの外交関係樹立160周年にあたる節目の年でもある。これらを記念し、イタリアの国民車として長い歴史を持つフィアットの電気自動車が公用車として選ばれた。
京都市は2004年に全国で初めて地球温暖化対策に特化した条例を制定し、2019年には「2050年までにCO2排出量正味ゼロ」を目指すことを表明している。日本を代表する環境先進都市として、長年にわたり持続可能な都市づくりを推進してきた。
■ベース車両は「La Prima」
ベース車両の「600e La Prima」は、イタリアンデザインと電動技術を融合させたコンパクトSUVだ。
54kWhのバッテリーを装備し、一充電航続距離(WLTCモード)は493km。普通充電および急速充電に対応している。
静粛で滑らかな走りと十分な航続距離を備え、都市部での公用車用途に適しているという。
■京都市専用の特別デザイン「都白地波」
寄納車には「都白地波(みやこしらぢになみ)」と名付けられた特別デザインが施された。ホワイトのボディは「清浄」や「はじまり」を象徴し、千年を超える京都の美意識を表現している。ボディにあしらわれた「波」のモチーフは、伝統を守りながら変化を受け入れてきた京都の精神性への敬意を込めたものだ。
リアには、京都市地球温暖化対策条例の愛称「2050京(きょう)からCO2ゼロ条例」のロゴも配置されている。
ステランティスジャパンは、フィアット、ジープ、プジョー、シトロエン、DSオートモビル、アルファロメオ、アバルトなど多彩なブランドを通じ、日本市場での電動化を推進している。今後も電動化を含む幅広いパワートレインの選択肢を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していく方針だ。












