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メルセデスベンツ『Cクラス』新型発表、初のフル電動モデルに…航続最大762km
メルセデスベンツは、主力セダン『Cクラス』新型を発表した。完全電動化した「オール・ニュー・エレクトリック・Cクラス」として登場している。
Cクラスはメルセデスベンツの中でも最も売れ筋かつ人気の高いモデルシリーズの一つであり、今回の電動化によって同社はミッドサイズセグメントの再定義に挑む。エレガンス、コンフォート、インテリジェンス、スポーティネスという従来のコア・バリューを継承しつつ、それぞれを新たな次元へと引き上げた。
■外装デザインとインテリア
クーペライクなシルエット、1050個の発光ドットを配したアイコニックなグリル、表情豊かなGTリアを採用し、最新のメルセデス・ベンツデザイン言語を体現する。
インテリアは、「ツイステッド・ダイヤモンド」ナッパレザーデザインや認定ヴィーガンインテリアなど高品質な素材を使用。新型ハイエンド電動シートはランバーサポート、マッサージ、シートベンチレーション、4Dサウンドを備える。パノラミックルーフ「スカイ・コントロール」には162個の星が点灯し、アンビエントライトと連動する。
冬季でも事前のプレコンディショニングなしに優れた空調快適性を発揮する。氷点下7度の環境での20分走行において、従来の内燃機関モデルと比べて室内が2倍の速さで暖まり、マルチソース・ヒートポンプにより消費エネルギーは約半分に抑えられる。
■ディスプレイ・テクノロジー
39.1インチのシームレスな「MBUXハイパースクリーン」を搭載。1000個以上の独立したLEDによるマトリクスバックライト技術と独立調光ゾーンにより、ドライバーへの明確な情報提供と助手席乗員へのパーソナライズされたエンターテインメントを実現する。
生成AIを搭載した「MBUXバーチャルアシスタント」は記憶機能を持ち、複雑な会話に対応。「エレクトリック・インテリジェンス」ナビゲーション、MBUXサラウンドナビゲーション、ARヘッドアップディスプレイを組み合わせ、複雑な交通状況でも的確な案内を行う。
メルセデス・ベンツ・オペレーティング・システム(MB.OS)により、全車両ソフトウェアのOTA(無線通信経由)アップデートが可能。エンターテインメントから運転支援システムまで、販売店に行かずに新機能を追加できる。
液体換算101Lのフランク(フロントトランク)と可変式ラゲッジスペースを備え、牽引能力は最大1.8tに対応。安全装備としてはDISTRONIC、MB.DRIVEアシスタンス、PRE-SAFEカーブ機能などを搭載。オプションの「MB.DRIVE ASSIST PRO」は、密集した市街地でもシームレスなポイント・トゥ・ポイント走行を可能にする。市場投入はまずアメリカから開始し、その後の展開は各市場の規制状況に応じて進める。
■パワートレイン・充電性能
市場投入時の最上位モデルは360kWの「C400 4MATIC エレクトリック」。0-100km/hを4.0秒でこなし、航続距離は最大762kmを誇る。800V技術により最大330kWのDC急速充電に対応し、わずか10分で最大325km分(WLTP)の充電が可能。1回の短い充電停車で1000km超の走行を実現し、ポルト~ボルドー間(1006km)、バーゼル~バルセロナ間(1036km)、ベルリン~パリ間(1054km)に相当する距離をカバーする。
バッテリーは使用可能エネルギー容量94kWhの新型リチウムイオン電池を採用。オプションのDCコンバーターを使用すれば400V急速充電ステーションにも対応する。後輪駆動・四輪駆動の各モデルおよび複数のバッテリーバリアントは来年以降に追加予定で、後輪駆動モデルでは航続距離約800kmを見込んでおり、電動ミッドサイズセダンセグメントのベンチマークとなる見通しだ。












