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ルノー『ルーテシア』改良新型、燃費25.4km/L…エスプリ・アルピーヌ設定
ルノー・ジャポンは、デザイン・走行性能・装備を刷新した『ルーテシア』(Renault Lutecia)改良新型を、10月9日より発売する。価格はルノー「ルーテシア・エスプリ・アルピーヌ・フルハイブリッド E-TECH」が399万円(消費税込)。
1990年の初代登場以来、世界累計1600万台以上を販売してきたルノーの主力コンパクトモデルが、新たなデザイン言語「ニュー・ルノーデザイン」とともに進化を遂げた。
●彫刻的な新デザインと精緻なフロントフェイス
新型ルーテシアは、彫刻的で引き締まったフロントフェイスを採用。スリムなフルLEDヘッドランプが高い技術性を演出し、拡大したグリルの輪郭がモダンで力強い印象を与える。
グリル中央から端に向かって明るくなるグラデーションが立体感を強調し、ブランドロゴをモチーフにした縦長のハーフダイヤモンド型LEDデイタイムランプが先進的な表情を形づくる。
また、モータースポーツの世界から着想を得たマットシェルグレーのF1ブレードを採用。リアもクリアレンズ化されたLEDランプと新デザインバンパーにより、スポーティかつ上質な印象に仕上げられている。
●「エスプリ・アルピーヌ」グレードを新設定
改良新型では、スポーツシックな「エスプリ・アルピーヌ」グレードを新たに設定。フロントフェンダーのアルピーヌエンブレム、17インチ専用アロイホイール、アルミペダル、ロゴ入りキッキングプレートなど、アルピーヌの世界観を随所に表現した。
シートはサポート性に優れたバイオスキン×ファブリックのコンビ素材を採用し、前席にはヒーターを装備。アルピーヌロゴ入りの背面デザインも特長だ。
インテリア中央には9.3インチ縦型タッチスクリーン「EASY LINK」を搭載し、Apple CarPlay/Android Autoに対応。さらにBose製9スピーカーサウンドシステムを採用し、上質な車内空間を提供する。
●独自のフルハイブリッド「E-TECH」を改良、燃費は25.4km/Lに
改良新型ルーテシアに搭載されるフルハイブリッド「E-TECH」は、1.6L・4気筒自然吸気エンジン、2基のモーター(Eモーター+HSG)、電子制御ドッグクラッチ・マルチモードATで構成されるルノー独自システム。F1の技術を応用し、クラッチレス構造で軽量化と高効率化を実現している。
システム最高出力は従来比3ps増の143ps。燃費も0.2km/L向上し、WLTCモード25.4km/Lを達成。これはEV・PHEVを除く輸入車でトップクラスの低燃費(※2025年10月時点、JATO dynamics調べ)であり、2030年度燃費基準100%達成によりエコカー減税の対象となる。
走行モードは発進時モーター駆動による力強いトルク、中速域でのモーター+エンジン協調制御、高速域でのエンジン主体+モーターアシストと、全域でスムーズかつ爽快な走りを実現。
ギアポジション「B」では回生ブレーキが強く働き、ワンペダル走行も可能。E-SAVE機能によってバッテリー残量を40%以上に維持することもできる。
●安全・快適装備も進化
先進の運転支援・駐車支援システムも拡充。360°カメラ、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、アクティブエマージェンシーブレーキに加え、新たにリアクロストラフィックアラートを装備した。
ルノー『ルーテシア』、10月9日発売 新ハイブリッドと最新安全装備搭載