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「自動運転車の安全技術ガイドライン」、国交省が策定—開発を促進

  • 《画像 国土交通省》
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国土交通省は、自動運転車が満たすべき安全性に関する要件を明確にする「自動運転車の安全技術ガイドライン」を策定した。

国土交通省は、自動運転の早期実用化に向けて、国際基準が策定されるまでの間も、安全な自動運転車の開発・実用化を促進するため、自動運転車の安全技術ガイドラインを策定し、レベル3(システムの要請に応じて手動運転)/4(限定地域での完全自動運転)の自動運転車が満たすべき安全性に関する要件を明確化した。自動運転車の開発を促進する。

ガイドラインでは「自動運転システムが引き起こす人身事故がゼロとなる社会の実現を目指す」ことを、自動運転の実現に当たっての安全目標に設定した。

対象はレベル3/4の自動運転システムを搭載する乗用車、トラック・バス。

自動運転車が満たすべき車両安全の定義を「自動運転車の運行設計領域(ODD)において、自動運転システムが引き起こす人身事故であって合理的に予見される防止可能な事故が生じないこと」と定め、自動運転車が満たすべき車両安全要件を設定した。

自動運転車の安全性に関する要件としてドライバーモニタリング機能の装備、サイバーセキュリティ対策、ユーザーへの情報提供、データ記録装置の搭載、無人自動運転移動サービス用車両の安全性など、10項目を設定した。