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【トヨタ ヤリス 新型】ハイブリッド燃費は驚異の36km/L、小型初の「E-Four」も[詳細画像]

  • 《撮影 小林岳夫》
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2020年2月に販売が開始されたトヨタ肝入のコンパクトカー『ヤリス』。先代の『ヴィッツ』から名称変更がなされた新型は、プラットフォームからエンジンまで様々な面において一新されたことが大きな特徴だ。

トヨタのクルマづくりの基本方針を定めた次世代プラットフォーム「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」のコンパクトカー向け「GA-B」を採用し、軽量かつ高剛性、低重心のボディを実現。ボディサイズは全長3940×全幅1695×全高1500mm、ホイールベースは、2550mmとなっている。

今回紹介するハイブリッドモデルには、1.5リットルガソリンエンジンにハイブリッドユニットを組み合わせたパワーユニットが搭載される。

直列3気筒1.5リットルダイナミックフォースエンジンは、小型・軽量化を追求し、燃費・動力性能・環境性能の3点においてクラストップレベルの実力を発揮。高速燃焼によって熱効率の向上を可能にし、最大燃焼効率40%を誇る。

ハイブリッドユニット「THS II」は、電気系・機械計損失を大幅に低減し、トヨタのコンパクトカーとして初めて電気式4WDシステム「E-Four」を4WD車で採用。電気モーター出力も向上し、EV走行可能車速を70km/hから130km/hへと拡大された。

ハイブリッドモデルはベースから「X」「G」「Z」の3グレードを設定。2WD車のWLTCモード燃費は「X」が36.0km/リットル、「G」が35.8km/リットル、「Z」35.4km/リットルを達成。それぞれに4WD(E-Four)モデルが設定され、WLTCモード燃費は30.2km/リットルとなっている。

安全装備では、トヨタとして初となる高度駐車支援システム「アドバンスドパーク」をオプション装備。ステアリング・アクセル・ブレーキ操作をアシストし、駐車を完了させる。駐車位置のメモリー機能により、区画線のない駐車場でも使用が可能となっている。

一部のパッケージを除き、標準装備となっている最新の予防安全パッケージ「トヨタ・セーフティ・センス」には、新たなサポート機能が追加され、右折時の対向直進車や右左折時の横断歩行者も検知が可能に。その他にも、高速道路走行時にステアリング操作をサポートする「レーントレーシングアシスト」やブレーキ制御付き「レーダークルーズコントロール」などを用意している。

全車に標準装備されているディスプレイオーディオは、オーディオ機能とスマホ連携機能を搭載。SDL(SmartDeviceLink)を標準装備し、オプションとしてApple CarPlayやAndroid Autoも利用可能となっている。また、シートが回転しながらチルトすることでスムーズな乗降を可能にする「ターンチルトシート」や運転席のドライビングポジションを記憶する「運転席イージーリターン機能」などの便利な機能も用意されている。

新型ヤリスのハイブリッドモデルの価格は、199万8000円から。