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メルセデス・ベンツ日本 上野社長「2020年は約10車種投入」…GLSや電動モデルも

  • 《撮影 小松哲也》
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メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は1月29日、都内で開いた年頭会見で2020年にコンパクトモデルやSUVなど約10車種の新型車を投入する計画を明らかにした。

上野社長は会見で「2020年は新型車約10車種の投入を考えている」とした上で、まず「メルセデスのモジュラーフロントドライブアーキテクチャー(MFA)2のコンパクトモデルにおいて『Aクラス』、『Aクラスセダン』、『Bクラス』、『CLA』、『CLAシューティングブレイク』の新型5車種を昨年までに導入した。今年はさらにSUVの新型2車種を追加し、7車種が出そろう予定」と述べ、引き続きコンパクトカークラスの品ぞろえを強化する方針を示した。

このほか「メルセデスベンツSUVとして最上級のラグジュアリーを実現した『GLS』を上半期中に導入したい。また昨年、(ハイパフォーマンスモデル)AMGの販売をけん引した35シリーズも、よりラインアップを拡充しAMGのドライビングパフォーマンスを多くのお客様に体感して頂くことを目指している」とも明かした。

さらに「2020年はCASE戦略の推進に欠かせない電動モデルも続々と展開する」とも強調、具体的には「メルセデスベンツ初の電気自動車『EQC』、日本初のディーゼルプラグインハイブリッド『E350 de』、そして世界初の燃料電池プラグインファイブリッド『GLC F-CELL』と昨年発表した電動モデルの本格配車が始まるだけではなく、新たに電動モデルを投入する予定」と述べた。

このうちGLC F-CELLに関しては「充電も可能で使い勝手の良いゼロエミッションカー」と紹介し、「GLC F-CELLは水素ステーションを展開しているJXTGエネルギーや東京ガスなどに活用して頂き、燃料電池自動車や水素ステーションの普及活動を今後一緒に推進していく」ことも披露した。

こうした新型車の投入により「新車販売台数については昨年同様の水準を維持していきたいと考えている。昨年の実績6万6523台はすでに高い水準に達していると思っている。これを安定して固めていくための体制強化に注力した上で、前年を上回る努力も継続して行っていきたい」と意気込みをみせた。