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ロボタクシーなどサービス展開までを考えた自動運転ソリューション…オートモーティブワールド2020

  • 《撮影:中尾真二》
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シリコンバレーのベンチャー、AutoXは自動運転車両のソフトウェアソリューション一式を扱うベンダーだ。「一式」に含まれるのはセンサーフュージョン、レベル4対応の自動運転制御ソフト、高精度地図、クラウドプラットフォームなど。

センサーフュージョンにはLiDAR、レーダー、各種カメラといった自動運転に必要なソフトウェアとAIによる画像認識モジュールが含まれる。レベル4自動運転に必要なソフトウェアモデル、GPSと3D高精度地図モデル、2点間の自動運転制御、運行管理や配車、自動運転に対応するクラウドプラットフォームをカバーし、各社の自動運転車両および自動運転サービスに対して、各種のソリューションを提供している。

国内でいえば、ZMPに似ている立ち位置といえばイメージしやすいが、AutoXの担当者に言わせると、ZMPは、自動運転の車両や制御システムなどハードウェアが強いが、AutoXは、ソフトウェアソリューション、サービスソリューションなどアプリケーションに寄せているという。

そのため、同社のソリューションは、特定の車両、ハードウェアに依存しない。サービス事業者向けに、予約や配車、車両メンテナンスを処理するクラウドプラットフォーム、フロントエンドも同社の提供範囲となる。

北米、中国での採用実績が高く、公道での自動運転許可、自動物流運転許可を取得している。カリフォルニア州では実際にロボタクシーを走らせているという。