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ZMP、レベル4対応自動運転用緊急ブレーキの受注開始 RoboCarシリーズに後付け可能

ZMPは、自動運転車両RoboCarシリーズに後付けできる、エマージェンシーブレーキの受注を開始した。

今回開発したエマージェンシーブレーキは、レベル4以上の完全自動運転中、不慮の電源断などにより自動運転システムにトラブルがあってもブレーキを駆動できるシステムだ。

既存の油圧式車両ブレーキシステムとは別系統のシステムを追加し、作動前にモーターを駆動し、バネを縮めアクチュエーター駆動用フルードを追加リザーバータンクへ流入。作動時は追加リザーバータンクに貯めたフルードをバネの力で流出させ、アクチュエーターに流れたフルードがペダルを押し、車両を止める。

エマージェンシーブレーキは、今後ZMPが販売する自動運転車RoboCarシリーズに標準装備するほか、すでに運用している自動運転車RoboCarシリーズには後付けで搭載できる。後付の場合の価格は800万円より。

また、既存の油圧式車両ブレーキシステムのマスターシリンダからESP/ABSまでのブレーキ油圧経路の間に組込むことも可能。組込タイプの場合、ZMPは、実験車両への導入から共同研究のできるパートナを募集している。