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屋根に載せるだけで3D空間データが収集できる「LiDAR kit」、パイオニアが開発…CES 2020

  • 《画像:パイオニア》
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  • 《photo (c) Getty Images》

パイオニアの子会社であるパイオニアスマートセンシングイノベーションズ(PSSI)は、乗用車などへ後付けでき、車両の周辺環境を高精度・高解像度に検知できる「3D空間データ収集LiDAR kit」を開発し、その試作モデルを米国ラスベガスで開幕した「CES 2020」に出品した。

今回開発したLiDAR kitは、3D-LiDARセンサーとカメラ、GNSS(全球測位衛星システム)を一体にしたハードウェアと、物体認識や位置推定、差分抽出を行うソフトウェアアルゴリズムをセットにしたトータルソリューションだ。周辺環境や路面標示、道路の凹凸などの情報まで含む3D空間データは、地図更新のほか、マーケティング用データの作成などへ活用可能。LiDAR kitは、乗用車や業務車両などのルーフ上に簡単に後付けでき、複雑な調整を行うことなく周辺物体の位置や距離、形などを正確に検知し、3D空間データとして収集できる。

PSSIは、3D空間データの収集・活用を効率的かつコストを抑えて行いたい企業向けに、2020年秋よりLiDAR kitの販売を開始する予定だ。