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トヨタ紡織、自動運転を想定した未来の車室空間を提案…CES 2020展示予定

  • 《画像:トヨタ紡織》
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トヨタ紡織は、2020年1月7日から10日まで米国ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「CES 2020」に、昨年に引き続き出展する。

CASEやMaaSの進化が加速し、自動車に対するニーズが大きく変化する中、トヨタ紡織は、空間の新価値創造を主導する「インテリア スペース クリエイター」を目指している。今回のCESでは、未来の自動運転を想定した2つの車室空間を提案し、ニーズに応じた多彩なシートアレンジや、乗員の状態を感知して空間を制御する技術を紹介する。

近未来モデル「MX191(Mobility eXperience)」では、「もっと心地よく、もっと安心に、もっと好きなことを」をテーマに、安全・環境をベースに「快適」を追求し、「空間を見守り、人を見守る」上質な時空間を提案。自動運転レベル3~4を想定し、状況に応じて空調や光、音、香り、映像により人の五感を刺激する6つの先進システム(お出迎え、快適誘導、眠気抑制、見守りシートアレンジ、多彩な時空間活用、乗員保護安全)を搭載し、新たな価値を提供する。

MaaS空間モデル「MOOX(MObile bOX)」では、ビジネスやエンターテインメントなど様々なサービスで活用されることを想定したMaaS空間を提案する。昨年のCESに出展したMOOXを進化させ、用途に応じてシートや内装アイテムを脱着交換して、ユーザーのニーズに合わせて空間をあつらえることができるテイラードスペースシステムを搭載。また、乗員の行動や感情を推定し、五感を刺激して状態を誘導するマルチモーダル制御システムで、新たな体験を提供する。

同社ブースではそのほか、独自の微細繊維技術と精密プレス加工技術を用いて、高い出力特性と信頼性を実現したリチウムイオン電池も展示する。