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アウディの高性能モデル「RS」、25周年記念車を欧州発表…「RS2」がモチーフ

  • 《photo by Audi》
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アウディ(Audi)は12月13日、アウディ「RS」モデル誕生25周年を記念して、RS主要車種に「アニバーサリーパッケージ25イヤーズオブRS」を欧州で設定すると発表した。

このパッケージは1994年、アウディRSの最初のモデルとして、『RS2アバント』が発表されてから、25周年を迎えたことを記念したものだ。アウディは、このRS2アバントを、RSモデルのサクセスストーリーの始まりと位置付けている。

◆RS2アバントには315psの5気筒ターボ搭載

1994年に発表されたRS2バントは、アウディの最初の高性能ステーションワゴンとして、新しいセグメントを確立した。当時のアウディ『80アバント』をベースに開発されたアウディRS2アバントには、2.2リットル直列5気筒ガソリンエンジンに大容量ターボチャージャーを装着し、最大出力315ps、最大トルク41.8kgmを獲得した。モータースポーツやラリーでその性能が証明されたセルフロッキング式センターディファレンシャル付き4WDの「クワトロ」は、力強いエンジンパワーを無駄なく路面へ伝達することを可能にしていた。

RS2アバントは、6速MTとの組み合わせにより、0~100km/h加速5.4秒、最高速262km/hの性能を誇った。また、アウディRS2アバントの開発には、ポルシェが参画し、車両の組み立ては、ポルシェの工場で行われた。

RS2アバントでは、贅沢なインテリアデザインやノガーロブルーの鮮やかな専用ボディカラーが採用された。「ノガーロ」は、フランスのサーキットの名前で、アウディRS2のイメージカラーのブルーの名前に使用された。

◆RSの最新6車種にラインナップ

アニバーサリーパッケージ25イヤーズオブRSは、『TT RSクーペ』、『RS4アバント』、『RS5クーペ』、『RS5スポーツバック』、『RS6アバント』、『RS7スポーツバック』に設定される。

アニバーサリーパッケージのエクステリアには、つや消しのアルミ光沢ブラックを採用した。フロントブレード、サイドシルのインレイ、リアディフューザーは、マットアルミ仕上げとなる。アウディリングとRSロゴ、TT RSクーペのリアウィングとドアミラーカバーは、光沢ブラックとした。

ドアを開けると、「25」の数字が示す専用のRS記念ロゴが地面に映し出される。ホイールのセンターカバーにも、RS25周年の記念ロゴが添えられた。外観に合わせて、ホイールはシルバーと光沢アンスラサイトの2色で仕上げられる。

◆RS2アバントにインスピレーションを得た内外装

ボディカラーは、RS2アバントと同じノガーロブルーが選択できる。ミトスブラック、ナルドグレー、グレイシアホワイトも用意されている。

インテリアは、RS2アバントからインスピレーションを受けた。フロアマットのパイピングには、アルカンターラのコバルトブルーのアクセントが配される。ステアリングホイールの12時の位置には、青いマーキングが施された。

ハニカムパターンを備えたRSスポーツシートは、当時のRS2アバントと同様に、ナッパレザーとアルカンターラを組み合わせた。 RS6アバントとRS7スポーツバックのRSスポーツシートは、バルコナレザー仕上げだ。「25イヤーズ」のロゴが、シートのショルダー部分、フロアマット、ドアトリムパネルにあしらわれる。

アニバーサリーパッケージ25イヤーズオブRSは、ドイツと他のヨーロッパ主要国で受注を開始した。ドイツ本国での価格は、車両本体プラス9350~1万4500ユーロ、としている。