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メルセデスベンツ AクラスLセダン に306馬力、「AMG 35」…広州モーターショー2019に出展へ

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデスベンツは、11月22日に中国で開幕する広州モーターショー2019に、メルセデスAMG『A35 L 4MATIC セダン』(Mercedes-AMG A 35 L 4MATIC Sedan)を出展すると発表した。

メルセデスベンツは歴代『Aクラス』初の4ドアセダン、『Aクラスセダン』に、ホイールベースを2729mmから2789mmへ、60mm伸ばした『AクラスLセダン』を設定している。ホイールベースの延長により、後席の快適性を引き上げているのが特長だ。

このAクラスLセダンをベースにした高性能モデルが、メルセデスAMG A35 L 4MATICセダンになる。メルセデスAMGが新たにシリーズ展開する「35」を冠するモデルとして登場した。

◆メルセデスAMGチューンの2.0ターボ

メルセデスAMG A35 L 4MATICセダンのパワートレインは、「M260型」直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを、AMGがチューニングしたユニットだ。ツインスクロールターボチャージャーをはじめ、「CAMTRONIC」と呼ばれる可変バルブコントロール、高精度ピエゾインジェクター、マルチスパークイグニッションなどを採用する。特許技術の「CONICSHAPE」により、シリンダー内部の摩擦を低減し、効率も引き上げられた。これらの結果、この直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力306hp/5800rpm、最大トルク40.8kgm/3000~4000rpmを獲得する。

トランスミッションは7速デュアルクラッチの「AMGスピードシフトDCT7G」で、駆動方式は4WDの「4 MATIC」のAMGパフォーマンス仕様だ。前後の駆動トルク配分はFFを基本に、走行状況に応じて50対50の範囲まで変化する。0~100km/h加速4.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)の優れたパフォーマンスを実現している。

◆AMGダイナミックセレクト

電子制御システムの「AMGダイナミックセレクト」を採用する。「スリッパリー」、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」、「インディビジュアル」の5種類の走行モードが切り替えられ、エンジンやトランスミッションのレスポンスなどが変化する。

スリッパリーモードは、滑りやすい路面状況に最適で、フラットなトルクカーブが特長だ。ギアチェンジはスムーズに、より早いシフトアップが行われる。コンフォートモードは、快適で燃費重視の運転モードだ。サスペンションとステアリングは、快適性を重視した設定となり、エンジンのスタート/ストップシステムも作動する。

スポーツとスポーツ+モードは、エンジンとトランスミッションが、スポーティな味付けに。エンジンサウンドも、刺激的な方向に変化する。エンジンのスタート/ストップシステムは非作動。スポーツ+モードでは、フル加速をサポートするモードだ。シフトダウン時には、レブマッチングが行われる。インディビジュアルモードは、ドライバーの好みに応じて、各セッティングを選択して保存できる。

◆メルセデスAMGらしい内外装

メルセデスAMG A35 L 4MATICセダンの内外装は、AMGらしい専用仕立てとした。エクステリアは、2本のルーバーを備えたフロントグリル、AMGライン仕様のフロントバンパーとエアインテーク、フロントリップスポイラー、19インチのマルチスポークデザインホイール、AMGライン仕様のサイドシルパネルを装着する。リアにはディフューザー付きの専用バンパーやトランクスポイラー、ツインエグゾーストを装備した。

インテリアには、新世代のAMGステアリングホイールを装備する。レザーシートも選択可能で、色は赤+黒、グレー+黒の2種類を用意している。