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ボッシュ、AI搭載の自動運転向けカメラ発表へ…フランクフルトモーターショー2019

  • 《photo by Bosch》
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ボッシュ(Bosch)は8月30日、9月にドイツで開催されるフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)において、AI(人工知能)を搭載した自動運転向けカメラを初公開すると発表した。

このカメラでは、ボッシュ独自のマルチパスアプローチと、オブジェクト認識用のAIを組み合わせた。ボッシュによると、これにより、サラウンドセンシングの信頼性が大幅に向上し、道路交通の安全性が高まるという。

ボッシュは、「MPC3」と呼ばれるモノビデオカメラを新開発した。自動運転車がブレーキをかけるべきか、曲がるべきか、走行を続けるべきか。ボッシュのMPC3モノビデオカメラは、このような決定を処理するために最適化されているという。

新しい技術の大きな強みは、ボッシュのマルチパスアプローチによって可能になった高度なオブジェクト認識性能にある。たとえば、ボッシュのカメラはAIを利用して、路面に標示がない場合でも、道路の端が通過可能かどうかを確実に検出する。また、カメラは歩行者が部分的に見えない場合でも、歩行者を認識できるため、自動ブレーキの信頼性を高めることができる。新しいボッシュのカメラは、道路標識上のテキストと数字を確実に読み取り、ダッシュボードのディスプレイにこの情報を表示する。

なおボッシュは、この新しいカメラは、2019年内に市販車に搭載される予定、としている。