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電通など、クルマと自動運航船を組み合わせた水陸連携MaaSの実証実験実施へ

  • 《画像:You Tube公式チャンネルより》

電通は、東京海洋大学(海洋大)が開発した自動運航船と、ラストワンマイル移動を含む陸上移動手段を組み合わせた「自動運転型水陸連携マルチモーダル MaaS」を見据えた実証実験を9月初旬、東京都内にて実施する。

実証実験は「自動移動・MaaSによる移動中の体験価値の向上」をテーマとし、海洋大が開発する「自動運航船らいちょうI」、モネ・テクノロジーズの配車サービス、電通の「船着場利用管理システムTriangle Connect」等を活用して行う。陸海空で自動運転技術の連携が進む未来の社会を見据え、移動時間全体を楽しく快適に、かつ有効に活用するなど、移動中の体験価値を高めるための方法や課題を検討することで、水陸連携マルチモーダルの可能性を探り、今後の国内外でのサービス開発に役立てていく。

電通は、今回および昨年度実施した実証実験等の成果を踏まえ、関係者と協力しながら各種ソリューションを効果的に連携させるパッケージ開発を行い、国内外に広げていく。今後も、年内に西日本等でも試行を行い、水上交通を連携させたMaaS化の促進や、それに伴う移動時の情報流通を通して、より快適で楽しい移動体験を創出するソリューションの開発を進めていく予定だ。