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三菱 ミニキャブバン/タウンボックス、予防安全技術「e-アシスト」の機能強化

  • 《画像:三菱自動車》
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三菱自動車は、軽商用車『ミニキャブバン』と軽乗用車『タウンボックス』の先進予防安全技術「e-アシスト」を機能強化するなど一部改良を施し、7月11日より発売する。

今回の一部改良では、ミニキャブバンの「ブラボーターボ」と「G」、タウンボックス全車に機能強化したe-アシストを標準装備し、いずれも「サポカーSワイド」に該当した。

衝突被害軽減ブレーキシステムは、従来モデルのレーザーレーダーに代わり2つのフロントカメラを採用し、前方歩行者の検知を可能とした。さらに作動車速域を、従来モデルの約5~30km/hから、約5~100km/hまで拡大し、安全性能を向上した。

さらに後方誤発進抑制機能、後退時ブレーキサポート、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストをe-アシストに新規追加した。

後方誤発進抑制機能は、停車または徐行で後退中、後方に障害物がある状態でアクセルペダルを強く踏み込むと、エンジン出力を自動的に抑制して急な後退を防止し、誤操作による衝突を回避する。

後退時ブレーキサポートは、リヤバンパーに4つの超音波センサーを内蔵。後方障害物との衝突を回避できないと判断した場合、自動で強いブレーキをかけ、衝突の回避または衝突時の被害を軽減する。

車線逸脱警報機能は、約60~100km/hで走行中、車線の左右区画線を検知し、前方不注意等で車線をはみ出すと判断した場合、ブザー音とメーター内の表示により警報を発し、ドライバーに注意を促す。

ふらつき警報機能は、約60~100km/hで走行中、車線の左右区画線を検知し、直前の走行データを基に自車のパターンを計測。車両が「ふらつき」と判断した場合、ブザー音とメーター内の表示により警報を発し、ドライバーに注意を促す。

先行車発進お知らせ機能は、先行車が発進すると自車との距離を計測。先行車が約4m以上離れても自車が停止し続けた場合、ブザー音とメーター内の表示によりドライバーに先行車の発進を知らせる。

ハイビームアシストは、ステレオカメラで先行車のライト、街路灯の明るさなど車両前方の状況を判断し、ヘッドランプのハイビーム/ロービームを自動的に切り替える。

このほか今回の一部改良では、ヒルスタートアシストをミニキャブバンの「ブラボーターボ」と「G」、タウンボックス全車に追加。坂道でブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替える時、ブレーキを最大約2秒間キープし、車両の後退を一時的に抑える。

価格はミニキャブバンが96万8760円から156万7080円、タウンボックスが168万2640円から188万7840円。