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フィアット 500 に「ドルチェヴィータ」、1960年代のイタリアをイメージ…62回目の誕生日を祝福

  • 《photo by Fiat》
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フィアットは7月4日、フィアット『500』(Fiat 500)の「ドルチェヴィータ」(Dolcevita)仕様を欧州で発表した。

同車は、フィアット500の62回目の誕生日を祝う特別モデルになる。ファッション、ラグジュアリー、テクノロジー、伝統の世界の象徴的なブランドと、フィアットスタイルセンターのコラボレーションから生まれたモデルだ。

フィアットは1957年、『ヌォーヴァ500』を発表した。ヌォーヴァ500は、曲面主体のモノコックボディで剛性を保ち、後部に空冷2気筒479ccエンジンを搭載するRR駆動車だ。広くはないが大人4人が移動できるスペースがしっかり確保されていた。

ヌォーヴァ500は、最大出力わずか15psながら、最高速90km/hの実用性を確保していた。スクーターを移動手段としていた人々に四輪車のメリットを強くアピールして販売台数を増やし、価格が安かったこともあって、欧州全体に販路を拡大する。そして、バリエーションを増やしながら1975年まで生産され続け、累計生産台数は367万8000台に到達。今年でフィアット500は、誕生62周年となる。

◆車名は1960年公開の映画に由来

500ドルチェヴィータは、イタリア・ローマがシックなナイトクラブや高級ホテルを擁し、世界中から俳優や作家を引きつけた1960年代をイメージして開発された。モデル名は、フェデリコ・フェリーニ監督が手がけた1960年公開の映画『ラ・ドルチェ・ヴィータ』(邦題:『甘い生活』)に由来している。

ボディカラーは専用のジェラートホワイトだ。ボディを1周するように、赤いストライプが添えられる。ボンネットにはクロームモールディング、ドアミラーにはクロームカバーを装着した。リアには「Dolcevita」のクロームエンブレムが装着される。クーペボディの足元には、ダイヤモンド仕上げの16インチのアルミホイールを装着した。「スカイドーム」と呼ばれるガラスルーフも装備される。

◆500Cにはホワイト&ブルーのストライプ入りキャンバストップ

オープンモデルの「500C」では、1960年代のイタリアンリビエラのデッキチェアとビーチパラソルに触発されたホワイト&ブルーのストライプ入りキャンバストップを採用した。赤い500ロゴも刺繍で添えられる。

インテリアには、ダッシュボードにウッドパネルを装着した。サンディングや着色、仕上げ、品質管理検査、スタンピング、切削などのプロセスを組み合わせた超軽量カーボンシェルも採用している。アイボリー色のフラウレザーシートには500のロゴを刺繍し、赤いパイピングを施した。

◆「ユーコネクト」の最新版を搭載

車載インフォテインメントシステムの「ユーコネクト」の最新バージョンを搭載する。新世代のユーコネクトはスマートフォンとの連携を強化し、Apple「CarPlay」、グーグル「Android Auto」の両方に対応した。スマートフォン内のアプリやコンテンツをユーコネクトのディスプレイで確認し操作が可能。地図アプリを利用した簡易的ナビゲーションや、音楽アプリの再生、ハンズフリー通話など、スマートフォンを接続するだけで、車載コネクトをスマホもと同じのインターフェイスで扱うことができる。スクリーンサイズは7インチとした。

エンジンは、1.2リットルが最大出力69hp。0.9リットル「ツインエア」が、最大出力85hpだ。最大出力69hpの1.2リットルLPGも設定する。トランスミッションは、「デュアルロジック」と呼ばれるATまたはMTを組み合わせている。